悪い姿勢で長時間作業を行なっていると、首や肩への負担が大きくなり、うつむき症候群の症状が悪化してしまいます。そうならないためにも、こまめな姿勢チェックを行い、正しい姿勢になっているかを意識することが大切です。
自分では「いい姿勢」のつもりが・・・
背中が曲がっていないか(猫背になっていないか)、首が前のめりになっていないか、背筋がまっすぐに伸びているか・・・このようなことをいつも意識しておきます。
自分ではまっすぐに背筋を伸ばしているつもりでも、周りから見れば猫背になっていることが多いのです。自分の姿が移る鏡や窓ガラスが付近にあれば、そこに写る自分の姿を時たまチェックして、正しい姿勢となっているかを確認すると良いと思います。
鏡やガラスが無いのであれば、職場の隣の席の同僚と一緒に姿勢を正しあう、といったことを行なってもいいでしょう。お互いに姿勢をチェックし合えば、「指摘されないように、正しい姿勢を意識しなければ!」となって、お互いに良い姿勢を保つことが可能となります。気の合う職場の仲間に相談してみて、お互いに健康な体を手に入れてみてはいかがでしょうか?
また、歩いているときや電車に乗っているとき、自宅で本を読んでいるときなども、いい姿勢でいることを心がけてください。普段からの習慣というものはなかなか治せるものではありませんが、意識することでも少しは変わってくるものです。
自分の首に合った枕選びが重要!
寝るときは自分の首にあった枕を選ぶ事も重要です。人間は1日の7~8時間を眠って過ごしますが、その長い時間、首を預けているのが枕です。良い睡眠をとるコツは、枕も含めた寝具にもあるといえますが、まずは枕だけでもこだわったものに変更しましょう。
首よりも高かったり、低かったりする枕は、慢性的な首の痛みや肩のコリを生みます。「首をよく寝違える」という人も、枕が合っていない可能性が高いので、見直す必要があります。
「いつも正しい姿勢」を心がけ、習慣化していくことで、うつむき症候群の症状を抑えていく事ができます。特にデスクワークがメインの仕事であれば、尚さら姿勢に気を配る事は、疲れを溜めないためにも重要ではないでしょうか。