「毎日いつまでもダラダラと忙しい」よりも、「休憩や休息をとり、プライベートはしっかりと遊んで、やるべき事に集中する」メリハリのある働き方の方が疲れは少なくてすみます。
人間の集中力は10~20分が限度
休憩もとらずに、日々、いつ見ても忙しそうで、あちらこちらへバタバタしている人。バリバリと仕事に精を出しているように見えますが、実はだらだらと忙しいだけかもしれません。そして、こういった仕事ぶりでは、仕事の効率はまったくといっていいほど上がっていない事が多いのです。
人間の集中力というのは、それほど長くもつものではありません。心理学者が行なったテストによると、人間の集中力は25分程度が限度という結果が出たそうです。もちろん、中には30分、40分と集中力が持続する人がいるとおもいますが、どんなに頑張っても1時間程が限界ではないでしょうか?
しっかりと休息を取れば、集中力もまた回復し、次の作業に集中して取り組む事ができます。でも、休憩も無しにダラダラと仕事を続けていれば、集中力はどんどん低下していきます。そして、低下した集中力の中行なう仕事は、とても疲れてしまうものとなり、「ぐったり疲労」がどんどんと溜まっていくわけです。
休めるときにはしっかりと休み、仕事をする際にはしっかりと集中する
このページの見出しでも挙げた「メリハリのある働き方をする」というのは、休めるときにはしっかりと休み、仕事をする際にはしっかりと集中するということです。休息も取らずにがむしゃらに取り組む仕事はいつのまにか「ダラダラとした」仕事ぶりになってしまうのです。
- 土日にまとめて休息をとるので普段の業務の中での休憩はいらない
- お昼を食べたら休憩無しにすぐに仕事に戻る
- ゴールデンウィーク等の長期休暇で休みを取れるので土日祝の休みはいらない
- 周りのみんなも休憩無しに働いているので自分も休憩はいらない
このように、がむしゃらに働いて勤勉になるのはいいのですが、それも度を過ぎてしまうと「ダラダラ仕事」になってしまう危険性があります。ちなみに、休みの形態には以下の4つがあります。
- 休憩・・・仕事の合間に、5分程度取るような小休止。
- 休息・・・お昼休み。40分から1時間程度の時間をとることが多い。
- 休日・・・土日祝日等、丸一日を休息に充てる日。プライベートで趣味を楽しみ、心身ともに休める時間。
- 休養・・・お盆休みやゴールデンウィーク等の長期休暇。ゆっくりと体を休める事ができる時間。
これらの4つの休みをバランスよく取り、体力的にも集中力的にも充実する環境を整える事で、毎日元気に過ごし、仕事の効率もよくなり、生産性も上がっていきます。そんな働き方こそが、「メリハリのある働き方」を可能にするのです。