自然と調和して「ほどほど」を尊んできた日本人

「中庸(ちゅうよう)」という言葉があります。「常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。」という意味がありますが、簡単にいえば「物事がほどほどに良い状態」のことを指します。

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中庸を尊んできた日本人

「中」とは偏りがなく客観的に見て正しい徳のことを言い、公正を意味します。一方の「庸」は、いつの時代であっても変わらない安らかな心の状態のことです。そして、日本は古来より何事も「中庸」であることを良しとしてきました。

日本は古来より、同情心が厚く善行を好み、周囲と調和することを大切にしてきました。自然を大切にし、その自然と調和すること。その穏やかな心境をもって「中庸」を尊(とうと)んできました。

自然と調和し、自然を大切にする心は、自分自身を大切にする心に繋がります。しかし、近年の日本における都市環境は自然と人間のバランスが崩れてしまいました。

人工物ばかりが立ち並び、少ない空間に多くの人々が窮屈に暮らしています。会社へ行くにも電車からビルの地下街を通り、そのまま会社の中へ・・・。この様な環境では、自然と触れ合う時間を作ることも出来ません。まさにコンクリートジャングルの中で暮らしている様な状態なのです。

この様な状態ではゆったりとした平静な心を保つことが難しくなってしまいます。しかし、そのような状態で長くいることで、仕事や様々なストレスに晒されてきた心は、いつかは限界を向かえてしまいます。

自然が持つ大きな力

自然の力は大変大きく、自然の中の「気」に触れることで、心も体も癒やされていきます。例えば、雄大な山の景色を見ながら肺いっぱいに空気を吸い込む。自然が織りなす大自然を目に焼きつけ、木々が放出した新鮮な空気を吸うことで、誰もがリラックスした気持ちになることでしょう。

「時間が作れない」とか「暇が無い」と諦めるのではなく、節度をもった生活リズムを作り、残業を控えて効率的に仕事を片付け、自然のある山や海に出かけてリフレッシュする時間を作るようにしましょう。現代人には、ゆったりとした心を保つことが必要なのです。

メリハリのある働き方をする

古来の日本人は、自然と調和して自然を愛し、自然を大切にすることで心のバランスを保ってきました。様々な事象が複雑化した現在で、昔の人とまったく同じ行いを再現することは困難ですが、心と体を健やかに保って健全な人生を送るためにも、自然と触れ合える時間を作るように努力してみてください。

自然と触れ合うことが無駄になるということは、決してないのですから。

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