新型うつ病への対処法

「新型うつ病」という言葉を聞いたことは無いでしょうか?これは、特に最近目立ちだしたうつ病のことです。うつ病は、従来では40代~50代の人が患う病気でしたが、最近は20代~30代の若い世代がうつ病に苦しんでいるという現実があるのです。

こういった「若い世代」が患ってしまううつ病が、俗に言う「新型うつ病」なのです。

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新型うつ病への対処法は?

先にも書きましたが、今までのうつ病患者の代表的な世代として、40~50代が多かったものが、最近では若い世代にうつ病患者が増えています。そして、会社の部下や後輩にうつ病を抱える人間が多くなっているという実情があります。

「最近の若者は・・・」といった風に、ついつい愚痴をこぼしてしまいそうになるかもしれませんが、打たれ弱いこと自体は決して病気ではありません。そして、不幸にして部下が精神的な疾患をわずらってしまうことも少なくないのです。

そして、こういったうつ病や心のメンタルに異常が見られた場合は、産業医や精神科医にできるだけ早く、診察してもらうことが何よりも肝心なのです。

新型うつ病には、以下の様なパターンも存在します。それは、面倒見が良くて気立ての良い上司がうつ病になってしまう場合です。

面倒見のいい上司は、メンタル系の疾患を抱えた部下や後輩の問題を一人で抱え込んでしまう側面があります。そして、そういった問題を一人で抱え込むあまり、自分まで調子が悪くなってしまうのです。

このような事態に陥らないためにも、そして、自分の健康を管理するうえでも、医師や上役に相談することが重要です。

メンタルな疾患の代表格 うつ病

メンタルな疾患にもいろいろあるが、その代表的なものが「うつ病」です。冒頭にも書きましたが、うつ病は本来、40~50代の「働き盛り」の世代よく患う病気でした。しかし、最近では20代後半~30代の若い層が中心になってきています。

そして、その若い世代の中で特に最近増えているのが、従来型のうつ病と異なる特徴を持つ「新型うつ病」なのです。ちなみに、この「新型うつ病」という病名は正式な名前ではなく、基準等は明確になっていませんが、従来型のうつ病とは明らかに違う病態として増加の一途を辿っているのです。

うつ病の特徴について少し触れてみます。従来のうつ病の特徴として、「頑張りすぎて」疲労してしまい、また、悩みを一人で抱え込んでしまうことで発症することが多く、自分をどんどんと追い込んでしまう、真面目な性格の人に多く見られるという特徴があります。

>>几帳面で真面目な人は疲れやすい

また、普段は元気で明るく、悩みなんてなさそうだと思えた人も、実はうつ病を発症しやすいと言えます。

>>うつ病になりやすい人の特徴は「ふだん元気だった人」

対して、新型うつ病は、自分の好きな仕事や活動のときだけ元気になる、そして、自責感に乏しく、他責的で自分のうつ症状を会社や上司のせいにしたりするといった傾向があるのです。

あなたの部下に、こういった特徴を持つ人はいませんか?会社では無気力で明らかにおかしく、これはうつ病だと心配する部下が、オフの日には楽しく趣味をこなし、とても生き生きとした様子を見せている・・・。

こういった特徴も、新型うつ病の代表的な特徴でもあります。

新型うつ病になってしまった部下と接するポイント

以下に、新型うつ病になってしまった部下と接するポイントを4つ程紹介します。

  • 「頑張れ」などの励ましの言葉を避ける。これは従来型のうつ病に限らず、新型うつ病でも同じです。
  • 「○○してはいけない」「○○でなければだめだ」といった強制的で管理的な関わりや関係性を避ける。
  • 愛情型のコミュニケーションを取る。まずは相手を受容し、心の痛みをわかろうとすることが大切。
  • 自立促進型のコミュニケーションを取る。相手が自分自身で行動していけるように接することで、新型うつ病への対応のキーポイントになります。

打たれ弱い部下を持つ上司は、何かと気を使うことが多くはなりますが、だからといって甘やかしすぎてもだめです。かといって、厳しく接することも、良い結果をもたらくことはありません。

それでも、何かと打たれ弱い部下がいたとしても、そういった部下を上手にコントロールし、チームに貢献できる人材に育てることができれば、チームの業績が上がるだけでなく、上司自身のリーダーとしての資質も磨かれていきます。

打たれ弱い部下を「邪魔な存在」として扱うのではなく、上司を鍛えてくれる「切り札」と考えることで、あなた自身も、そして部下や後輩達も成長していくことができるのです。

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