気持ちよく集中して仕事を行なっている際に、突然の頼みごとであったり、優先させたい仕事があるのに、会社の方針で他の作業を先にやらなければならない・・・。こういった事で自分のペースが乱されると、やはりそれは疲れに繋がってしまいます。それもそのはず、就業中は勝手に時間を使う事はできず、時間を高速されるのが当たり前だからです。そして、こういった時間の拘束は疲れの原因となってしまいます。
自由に使える時間を有効活用する
就業中は時間を拘束されるのがあたりまえですが、そのような状況でも「自由に使える時間」も存在しています。昼休憩はもちろん、ちょっとした休憩時間やトイレに経つ時間等がそれに概等します。
拘束された時間の中でも、以下にして自分がマイペースに仕事を進めていく事ができるか。仕事のスケジュールを立て、時間配分を考え、休憩する時間を仕事に組み込む。惰性で仕事を進めていくのではなく、日々工夫して、「自分のペース」で働ける方法を模索します。それが疲れにくい働き方のコツでもあります。
自分のペースを守るには「わがまま」も必要
まず、他人のペースに巻き込まれてしまうと、疲れます。冒頭にも例を出したように、会社では時間というものは自分のためにあるのではなく、会社のためにあります。上司や先輩が「あれやって。これやって。」と頼んでくれば、自分の作業の手を止めて、そちらの作業をしなければなりません。そして、自分のペースを守るには、「わがまま」な自分でいなければなりません。
例えば、自分が現在行なっている作業に対して、先輩や上司が「納期がちょっと心配なので、今日は残業してできるだけ進めて欲しい」と頼まれたとします。自分が手がけている仕事なので、納期に間に合うかどうかは十分に分かっている筈。今日残業しなくても、十分に間に合う事が分かっていても、上司や先輩に頼まれれば、断る事が出来ません。
そして、仕方なく残業を行なって仕事を続けては見たものの、疲れからくるつまらないミスや効率の低下でほとんど作業は進まず。何より、嫌々行なった残業というものは、ぐったりと疲れてしまうものです。
結局、たいした成果も挙げられないということになります。これは時間の無駄でもありますし、せっかく疲れを癒す時間を作ろうとしていたのに、それすらもなくなってしまいます。
こんなことになるくらいなら、きっぱりと「今日は帰ります」という、自己主張も必要です。この主張が、人によっては「わがまま」と感じるかもしれませんが、あとでダメージをこうむるは自分です。疲れが抜けず、その疲労が蓄積して、病気になってしまえば、結果的に会社に影響が出てしまいます。
緊張を強いられる職場は疲れが溜まる
「自分のペースで仕事が出来ないと疲れがたまる」というのは、会社のように上下関係があり、まわりと連携して仕事を進めていく職場では仕方の無い事です。そして、そんな中で自分のわがままを通すということは、容易ではありません。
それでも、職場という中で、強い緊張を感じながら自分の仕事のペースを乱され、我慢ばかりしている様では、いつかは体に歪(ひずみ)がきてしまいます。他人のペースに巻き込まれて、自分を見失ってヘトヘトに疲れきってしまうことから自分を守るには、ある程度のわがままも必要になってきます。
もちろん、日々の業務をしっかりと行い、まじめに勤勉に働いているという前提があってこそのわがままです。先程の例であったような、残業を断った上司からも、「しっかりと仕事でも結果を残しているのだから、まあ大丈夫かな」と思われる様な働きぶりと結果を残しつつ、自分のペースを守る働き方というものを構築していきましょう。