睡眠時間は足りていても日中や仕事中に居眠りしてしまう

毎日同じ時間に寝床に入り、徹夜しているわけでもなく、睡眠時間は足りている。なのに、日中眠たくて仕方が無いという人がいます。しかもこの眠気が、我慢が出来ないような強烈な眠気なので、コーヒーを飲んだり、ガムを噛んだりするくらいでは効果は無く、つい仕事中にウトウトしてしまいます。

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ナルコシプシーという睡眠障害

しかも、こういった眠気が1度や2度ではなく、何度も続いてしまいます。車の運転中にもこの眠気が襲い、事故に繋がるケースも報告されています。この、日中に起こる強い眠気は「居眠り病」と呼ばれており、立派な病気の症状です。専門的にはナルコシプシーと呼ばれています。

この強い眠気は、様々な場面で現れます。大事な会議中であっても、ウトウトとしてしまいますので、上司から何度も注意されてしまいます。その姿を見れば、周りからは「やる気がないのか」と思われてしまい、会社での立場も危うくなってしまいます。

もちろん、本人にやる気が無いわけではありません。しっかりと睡眠をとり、残業も程ほどにして、疲れもそこまで溜まっているわけでもない。なのに現れるこの症状の原因として、オレキシンが不足するために起こる症状とも言われていますが、まだはっきりとした原因解明には至っていないそうです。

ナルコシプシーで眠りが浅くなる

ナルコシプシーの人は、夜間に眠っているつもりでも、質の良い睡眠がとれていない可能性も考えられます。朝起きたときにも、「なんだか眠ったような感じがしない」のです。しかし、眠っている最中の記憶が無いので、一応は寝ていることになります。しかし、熟睡できておらず、質の悪い浅い眠りなので、脳がしっかり休めていないわけです。

この浅い眠りの人は、夜中に何度も目が覚めてしまったり、悪夢にうなされたり、金縛りにあったりして熟睡を妨げられてしまいます。このように、何かしらの理由で睡眠を阻害されていると、深い眠りとならずに、浅い眠りを繰り返すことになり、日中に強烈な眠気に襲われてしまうのです。

先程、ナルコシプシーは立派な病気と書きましたが、仕事中に居眠りをしていれば、周りからは誤解されて見られてしまいます。外から見ただけでは、ナルコシプシーとはわからないのです。よって、病院でしっかりと「病気」という診断を受けて、誤解を解かなければなりません。

そのまま放置していれば、「怠け者」のレッテルを貼られてしまい、会社に居づらくなり、退職を余儀なくされてしまいます。また、解雇されてしまう可能性だって出てきてしまうのです。

15分の昼寝で居眠りを防ぐ

このように、ナルコシプシーは立派な病気です。病院で病気と診断してもらい、医師からの適切な処置や薬の処方を行なってもらう事はもちろん重要なのですが、普段の生活でも、症状の緩和を行う事ができます。それは、10分~15分程の昼寝です。

昼寝は日中の眠気を和らげ、居眠りの防止に役立ちます。また、集中力を回復させる効果もあります。椅子に座ったままでも良いので、目を閉じて少しだけ仮眠を取ると良いでしょう。

しかし、30分以上の仮眠は逆に体が重たくなってしまう可能性があるので、昼寝は長くても15分までにしたほうがいいでしょう。なかなか職場で仮眠を取るというのは勇気がいるかもしれませんが、仕事中や大切な会議、車の運転中に居眠りをする事を考えれば、周りの理解も変わってくるのではないでしょうか。

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