疲れやすい人の特徴とは?毎日の習慣や体質に原因が?

短かったゴールデンウィークも終わり、いつもの日常にまだ馴染んでいなかったり、中には遊び疲れて疲れを残したまま職場に向かった方も少なくはないでしょう。

しかし、同じ職場を見渡してみると、自分とは違って疲れをまったく残していないという人もちらほら。仕事の量も休みの日数も違わないのに、何故これほど疲れ方に個人差が出てしまうのでしょうか?

・・・と、いうわけで、今回は「疲れやすい人の特徴」や「疲れやすい体質を作る原因」を以下にまとめてみました。疲れがたまりやすい、抜けにくいと感じている人は、自分に当てはまる項目が無いかチェックしてみてください。

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毎日の習慣が疲れやすい体質を作っている?

以下は「日常的に疲れをためやすい」人が陥いりやすいとされる、代表的なNG習慣を箇条書きにしたものです。これが全てというわけではありませんが、意識して気をつけておかなければ、何時の間にか「習慣化」してしまうことも・・・?

  • 満腹になるまで食べてしまう
  • 慢性的な運動不足
  • 理想が高く完璧主義
  • 食生活が偏っている
  • 睡眠のバランスが悪い

では、1つずつ見ていきましょう。

満腹になるまで食べてしまう

「食事は“腹八分目”がいい」とは昔から言われますが、実行するのは簡単ではありません。ランチでお腹いっぱいになるまで食べ、夜遅く仕事を終えたらまたドカ食い、という生活が定着してしまっている人は少なくないはずです。

ただ、この習慣は内臓に負担がかかるため、疲れやすい体質になる恐れがあるとともに、老化を早め、肥満にもつながるなどいいことなし。

出展:http://www.sinkan.jp/news/index_3917.html

これは私も実践しているのですが、あらゆる食事の場面で「腹八分目」を意識しています。元々が少食なので、少ない量でも満腹になってしまうのですが・・・。ここ数年、ご飯をおかわりした記憶はありません。

慢性的な運動不足

肉体労働をしている人は別として、社会人になると運動する時間が大きく減ります。

「ただでさえ仕事で疲れて帰ってくるのに、運動なんて…」という気持ちはわからなくはないですが、体力を温存するつもりで運動を怠けていると、さらに疲れが溜まってしまうことになるので要注意です。

人の体には「FF(ファティーグ・ファクター)」という疲労因子があり、これが蓄積されると細胞死を促進して、免疫力の低下や生活習慣病の原因になります。しかし、運動によって汗をかくことで、疲労回復因子である「FR(ファティーグ・リカバー・ファクター)」が作られるため、定期的に運動をすることは、疲労回復や疲れにくい体を作るのに有効なのです。

運動をせずにいるということは、疲労因子が蓄積されっぱなしになるということ。毎日は無理でも、時間に余裕がある日は意識して運動を取り入れましょう。

出展:http://www.sinkan.jp/news/index_3917.html

一つ上で紹介した「食べ過ぎ」に加えて、この「運動不足」が加わることでさらに疲れやすい体質を作り上げてしまいます。ただでさえ現代人は摂取カロリーが過剰であるのに、そこへさらに運動不足が加わることで肥満体系の心配も出てきます。

理想が高く完璧主義

向上心が強く、「壮大な夢」や「理想の自分」に向かって妥協せずに努力する「完璧主義」な人も、疲れやすいといえます。

本来、目標とは現状の自分より少し高いところに設定するのがセオリーです。少し無理をしないと届かないからこそ、やる気を持って努力できるわけですが、あまりに現状とかけ離れた目標を立てると、やる気を失ってしまうばかりか、その目標がストレスになってしまうこともあります。

出展:http://www.sinkan.jp/news/index_3917.html

責任感の強い人は疲れやすいでも紹介したように、自分の仕事に完璧を求める人や、真面目で責任感の強い人も疲れがたまりやすい体質であると言えます。80%を良しとする考え方を身につけ、寛容な心でもって自分を労ってあげることも時には必要です。

食生活が偏っている

外食の機会が増えると、カロリー超過だけでなく、野菜不足が懸念される。また、自分の好きなメニューばかりを食べていると、食事から得られる栄養が偏りがちになる。これは、女性にとってとくに気になる髪の毛のパサつきや肌荒れの原因となるだけでなく、生命活動に必要な栄養素が不足して、体調を崩しやすくなるので注意が必要だ。

出展:http://www.health.ne.jp/library/3000/w3000965.html

外食ばかりで、食生活が偏っているということは無いでしょうか。基本的に野菜不足という人がとても多いと言われているのが、現状です。野菜不足の場合は酵素が不足して、結果としては疲れやすいということになりがちです。

出展:http://goodluckjapan.com/energetic/

食生活の偏りも疲れやすい体質になってしまう原因の一つと言われています。現代人はエネルギーは足りていても、各種の栄養素は常に不足している状態であると言われています。

特に野菜や魚といった、日本人が昔から口にしていた食物の摂取は年々減少しており、食の欧米化によってその傾向はさらに顕著になっています。

睡眠のバランスが悪い

平日の睡眠時間が5時間未満の人は、最低6時間は確保するように改善を! 平日4時間、週末8時間なんて生活をしている人は、生体リズムが崩れ、疲れもうまく解消できなくなるので気をつけて。

出展:http://karadastyle.ismedia.jp/articles/-/5

一般的によく言われる「適切な睡眠時間」は8時間前後と言われています。しかし、現代人はこの平均の睡眠時間に達しておらず、常に睡眠不足であるとの統計もあります(関連:睡眠不足を補う「昼寝」の重要性)。

どれだけ疲れにくい体質を持っていたとしても、良質な眠りと十分な睡眠時間が無ければいつかは慢性的な疲れとなってあなたの体に襲いかかってきます。

疲れにくい体質を手に入れるためにできること

先ほど紹介していた「NG習慣」に気をつけることはもちろんですが、普段の何気ない場面においても疲れにくい体質をつくり上げるために気をつけるべき事は以外と多いです。

マメに水分補給を行う

疲れにくい体質を作り上げる上で、水分補給は非常に重要な対策の一つとなります。人間の体は全体の約60~65%が水分で構成されています。そして、この比率が僅か2%下がるだけで、人間のエネルギーレベルは低下すると言われています。

水分が減ることで血液の量が減少して血中濃度も上昇します。心臓や各種の臓器、筋肉等は新鮮な酸素や栄養素を必要としますが、少ない血液量では全体に行き渡らせるのに時間が掛かってしまいます。それが「疲れ」となって現れてくるのです。

ちなみに、成人男性で一日に必要とされる水分の摂取量は約1.5リットルと言われています。食事からも水分は補給できますが、水分の摂取が足りていないと感じる人は、意識して水分を摂るように心がけてください。

同じ態勢を続けない

特にデスクワークが中心の方は要注意です。同じ姿勢で長時間居ることで、筋肉には乳酸が溜まっていきます。一部の筋肉が長時間緊張状態を続けることで、乳酸は溜まっていくのです。

乳酸が疲れの大きな原因となることは有名ですが、同じ姿勢でずっといることで乳酸の排出も滞ってしまい、疲れもどんどんとたまっていきます。

最低でも1時間に1回は椅子から立ち上がり、数分間のストレッチを行う等して乳酸の排出を促進するようにしてください。

薬の常用・お酒の飲み過ぎに気をつける

風邪薬や頭痛薬、その他日常的に用いている薬の摂取にも注意が必要です。なぜなら、薬は肝臓にとって大きなストレスとなってしまうからです。

肝臓は体内で発生した有毒な物質を分解するという、とても重要な役割を担っています。体内毒素を排出する働きのある肝臓がストレスを受けることで肝臓の働きが弱まってしまい、それが「全身の疲れ」として現れてしまうのです。

お酒の飲み過ぎも同様です。アルコールは肝臓で分解されますが、過剰摂取によって肝臓は大きなダメージを受けてしまいます。少し嗜む程度であれば問題は無いかもしれませんが、飲み過ぎにだけは気をつけてください。これは命にも関わる問題です。

パソコンやスマホの使いすぎに注意する

PCやスマートフォンは、今や私達の暮らしには欠かせない必須のツールとなりました。様々な仕事の場において、これらは使っていかなければならないものなので、生活から切り離すことはもはや不可能に近い現状ではあります。

しかし、そのITツールが私達を疲れさせているのも事実です。同じ姿勢で長時間いることはもちろんですが、特に「目」に対するストレスは相当なものです。

また、人の疲れは「目から始まる」とも言われています。PCやスマホの使いすぎによって、疲労感や目のかすみ、頭痛などの症状を引き起こす「コンピューター・ビジョン・シンドローム」や「コンピュータ視覚症候群」、「スマホ症候群」といった現代病を引き起こす危険性もあります。

また、寝スマホによって睡眠の質が下がり、長時間の無理な姿勢による頭痛や肩こりも問題となっています。

関連記事:長時間の「寝スマホ」が体に与える影響とは?

慢性的なストレスは疲れの大きな原因

当ブログでも主題として取り上げている「ストレス」ですが、先ほどまで述べてきた様々な要因と比べて最も疲れを溜めてしまうのがストレスではないでしょうか。

NOとはいえない現代人、特に日本人はその傾向が強いとされています。「無理」や「出来ません」といった言葉を並べようものなら、周りからの評価もガックリと落ちてしまう。そんな風潮のある我々日本人は、世界的に見ても特にストレスを受けやすい環境で暮らしているのです。

ストレスに関しては、当ブログの睡眠とストレスの知識にて様々な記事を紹介していますので、興味のある方は一度目を通してみてください。

ストレスのかかり具合で疲労度は大きく異なってきます。ストレスと上手に向き合っている人程、疲れにくい体質であると言えそうです。

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