長年の頭痛や糖尿病・脳梗塞の原因は歯?

疲労が慢性化し、ストレスや睡眠不足が祟って酷い頭痛に襲われた経験のある方も多いのではないでしょうか?さらに、生活環境の悪化から、糖尿病や脳梗塞といった思い疾患を患う人も少なくありません。

しかし、ストレスが原因と思われていた「頭痛」に関して、最近の研究によって意外な原因が分かってきたのです。

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歯が体に与える様々な影響

人前に出ることが多い社会人にとって、「歯」は大切な体の一部です。毎日のメンテナンスに時間をかけている営業マンも多いことでしょう。しかし、頭痛や慢性疲労といった体の不調には無頓着で、疲れていても我慢してしまう社会人が多いのも現実なのです。

そして、ある日突然襲ってくる体の不調が限界となり、病院に駆け込むといったパターンが多いのですが、知らされた病状に対して、「毎日を頑張りすぎていたので、きっと原因はストレスや疲れからくるものだろう」と思っていたら、実はその原因は「歯」にあったというのです。

心臓病や脳梗塞は、実は「歯周病菌」によって引き起こされることが分かっています。歯磨きをさぼっていると、歯の表面に「プラーク」と呼ばれる歯垢が溜まってくるのですが、毎日しっかりと歯磨きを行なっているつもりでも、このプラークが残っている場合があります。そして、このプラークは血管の中にも溜まってしまうのです。

プラークが血管内部に侵入してしまう経路としては、腫れた歯肉から血管を通って全身の血管内に進入します。そして、血液の流れによってプラークが剥がれ落ち、心臓まで流れていきます。そのプラークが心臓の血管を詰まらせてしまった結果、狭心症や心筋梗塞といった心臓病を引き起こしてしまうのです。

同様に、血管の中に進入したプラークが脳の血管内部で詰まれば、それは「脳梗塞」となり、脳に重大な影響を与えてしまうのです。頭痛もこのプラークが関係している場合があるのです。

歯周病と生活習慣病

歯に溜まってしまうプラークは、心臓病や脳への影響の他にも、身体に様々な影響を与えてしまいます。

例えば、歯周病菌が歯茎を通って全身に回ってしまうと、血糖値を下げるためのホルモン(インスリン)の働きを阻害してしまいます。歯周病になると糖尿病を悪化させてしまいますし、糖尿病ではない人でも、血糖値のコントロールが乱れてしまうのです。

最近では、メタボや高血圧等、生活習慣病として有名なこれらの病状も、歯周病菌が原因ではないかとする研究報告もあるのです。

歯の健康は体の健康でもある

このように、歯が身体に及ぼす影響は大きく、仕事が忙しくて帰宅する時間が遅くなってしまうと、ついつい疎かになってしまうのが歯磨きです。そして、体調不良や頭痛に襲われても、それは働きすぎによる過労やストレスと自己判断してしまい、歯周病による大きな原因を見過ごしてしまう要因となってしまうのです。

血管中に溜まったプラークが脳疾患を招くように、中々収まらない頭痛もプラークが原因で起こっている可能性もあるのです。

全てを疲れのせいにするのではなく、色々な原因を自分でも探ってみて、医師との相談の上で病状の早期発見に努めることが、健康を維持していく上でも大切なのです。

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