脳を老けさせる習慣

うつ病や慢性疲労といった項目にはあまり関係が無い話題となるのですが、医師で「脳の学校」の代表取締役の加藤俊徳さんが、「脳を老けさせる習慣」なるものを紹介されていたので、自分への備忘録として内容を紹介しておきたいと思います。

人間誰しも、「これって年のせいでは?」といった瞬間がありますね。特に顕著な例としては、「物忘れ」や「アイディアが浮かばない」等があります。これらの記憶に関する”ブレーキ”は、疲れが溜まり過ぎていたり、大きなストレスを受けている状態でも十分にありえる出来事なのですが、もしかしたら「脳を老けさせる習慣」によるものかもしれません。

医師でもある加藤俊徳さんによると、生活習慣やものの考え方ひとつで「脳のストレス」が増えてしまい、成長が妨げられるそうです。と、いうわけで、以下に「脳を老けさせるNG習慣」を紹介したいと思います。

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21時以降に食事をとる

これは忙しいサラリーマンやIT関連の方には多い習慣ではないでしょうか。21時以降は、普通であれば脳や体が「休息モード」になっている時間帯です。

しかし、「食べる」ことで人間の脳は覚醒してしまい、本来であれば休息をとっているはずの脳に負担をかける結果となります。この負担は脳ストレスとなって、物忘れといった様に、記憶に影響を与えてしまうのです。

人の悪口を言う

「ドキッ」としたそこのアナタ。今日から「人の悪口」を言うのはやめましょう。人の悪口や否定的な意見(言葉)を使ったときに、まず最初にその言葉が聞こえるのは、何を隠そう「あなたの耳」なのです。ネガティブなワードは脳を鈍化させ、成長を妨げてしまいます。

いつまでも脳を成長させるためにも、ネガティブな発言は控えるようにしましょう。できれば頭の中で悪口を言うといった「ネガティブ思考」も控えたほうが良いですね。・・・あなたが人の悪口を言っているなら、相手もきっとあなたの悪口を言っていることでしょう。

会社と家の往復のみという単調な生活

毎日同じ時間を過ごし、そして日々変わらぬ習慣を繰り返すような「マンネリ」とした生活を続けていると、脳が鈍化していきます。いうなれば刺激の少ない生活ですね。一見すれば平穏で良いじゃないかということになりますが、脳は一定の刺激を求めているものです。

毎日の生活の中では、中々脳に刺激を与える機会はありませんので、通勤ルートを変えてみたり、たまには寄り道してみるといった様に、日常生活にも変化を与えて、脳をリフレッシュさせてみましょう。

太り過ぎる

肥満などの生活習慣病は、脳細胞が傷つく原因となってしまいます。お酒が好きな人も要注意。お酒が進むと、塩分が多くて味の濃いおつまみも食べ過ぎてしまい、さらに生活習慣病のリスクを高めてしまいます。

普段の食生活に気をつけ、さらに運動を習慣化させて、脳の成長を妨げないように気を付けましょう。

運動不足

現代人は、昔にくらべて運動量がかなり減っており、基礎体力も下降する一方とのデータがあります。ただでさえパソコンの前で一日を過ごしたり、通勤には電車を使ってオフィスまでは歩いてすぐといった環境に置かれているサラリーマンが多い現在、意識的に体を動かすようにしなければ、夜も質の良い睡眠を取る事ができず、脳をしっかりと休めることもできません。

また、運動不足だと、運動を司る脳領域が活性化しないので、意識して体を動かすようにしてみましょう。「ながら運動」のように、何かをするついでに運動をしてみるというのも良い心がけです。

運動不足は脳の鈍化を招くだけではありません。運動不足がうつむき症候群を悪化させるの中でも詳しく書いていますので、こちらも参照してみてください。

10cm以上の高さのハイヒールを履く

これは女性限定の習慣となりますが、足首を立てて履くハイヒールは、足のほか肩や腰にもこりや痛み生みます。痛みを感じるのは、「脳の思考系」の領域です。痛みが大きくなる程、その思考系の領域を刺激してしまい、判断力や思考力などが低下してしまう原因となります。

焦る・慌てる・急ぐ

ゆっくり物事と向き合い、じっくりと考えて行動することで、神経細胞の枝が伸び、各脳領域が連動して働きます。すると、思慮の深さが育まれ、脳も活性化されていきます。「なんだか慌しくて急ぎすぎているな」と感じたら、時にはペースダウンを行なうことも大切なのです。

イライラする

苛立ちの原因は人によって様々ですが、その原因のひとつが、脳の同じ部位を酷使することです。脳の同じ部位ばかりを使っていると、脳内の血流が悪くなり、疲れから怒りっぽくなる場合があります。そんなときこそ深呼吸で気分転換を行ない、時には休憩時間を利用して仮眠を取ってみましょう(睡眠不足を補う「昼寝」の重要性)。

携帯電話やスマートフォンを手放せない

毎日の予定も、友人の電話番号も書いたり覚えたりせず、ケータイやスマホに頼り続けると次第に脳を使わなくなり、老化が進みます。時にはアナログな習慣も取り入れて、脳を働かせることを意識してみましょう。

関連記事:抑うつ状態やパニック障害を引き起こすスマホ症候群とは?

人の目を気にしすぎる

自分が心地よいこと、楽しいことを積極的に行うことで脳は成長していくもの。人の目を気にしてばかりで、行動を制限してしまうと、脳は成長しにくくなります。時には自分思考を大切にし、自分が楽しむために行動することも、脳をリフレッシュさせ、鈍化を防ぐことができるのです。

脳に刺激を与えることで脳は活性化できる

脳の神経細胞の数は、生まれたときが一番多いと言われています。そして、加齢とともにその数は減少していくのですが、脳細胞は新しい刺激を受けることで、年齢に関わらず、どんどんと発達していくそうです。

少し古い話題となりますが、「金さん・銀さん」の例でも、それは証明されていますね。金さん銀さん姉妹は、テレビやマスコミの取材を受け、毎日の生活に変化が出たことで、痴呆症の症状が改善したそうです。新たに刺激によって脳のネットワークが強化されると、脳は成長できるということですね。

「なんだか最近物忘れが激しい」とか、「記憶が曖昧で昨日の晩御飯がすぐに思い出せない」といった症状に困っている人は、一度、まったく新しい事柄にチャレンジしてみて、脳に刺激を送ってみましょう。新たな趣味を作って打ち込んでみるのも良いでしょう。

大切なのは、日々チャレンジの精神を持ちながら、何気なく過ぎ去っていく日常の中に自分なりの楽しみを見つけることなのです。まずは身近な事柄として、休日のウォーキングやジョギングで気持ちの良い汗を流してみてはいかがでしょうか?運動不足の解消にもなり、血流の改善が期待でき、適度な疲れから夜もぐっすりと眠れるようになることでしょう。

是非お試しあれ!

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慢性的な疲れを抱えている人へ

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