人間はその一生の殆どを「仕事」と「睡眠」に充てる生き物です。もちろん、人によっては睡眠よりも仕事の比率が高かったりしますが、どちらにしても、定年となる年齢までは働き続け、その対価としてお金を得て、生活を送っていかなければなりません。
しかし、一生の内の多くの時間を割かなければならない仕事には、ストレスと慢性的な疲労が付きまといます。そして、これらの要素は徐々に私達の体を蝕み、遂には「こころの病」という形となって表に表れてしまいます。
現代人は、程度の差こそあれ、皆「仕事に疲れている」のです。
しかし、疲れているはずなのに、毎日ハツラツと、心も体も壊さずに頑張れる人もいます。そして、同じ仕事の内容・同じ量であっても、疲れ方に差が出てしまうのは何故なのか?
その答えは、「仕事に対する姿勢」にあるのかもしれません。
仕事が出来る人になる30の方法
- できる人は、自分を口説ける人だ。
- できる人とできない人の一番の違いは「意識」だ。
- 考えるより、やってしまう人間が成功する。
- やりたいことを大切にする人は、時間を大切にする人だ。
- 気合のある人ほど手に力が入り、字にも迫力が出てくる。
- 成功に大切なことは、たった3つ。本・人・経験。
- 計画を立てると、要領がよくなる。
- スピードを出すほど、失敗を感じなくなる。
- メリットよりデメリットに注意を向けることで、よりよい判断ができるようになる。
- やりながら、次のことを考える。せっかく出たスピードを落とさない。
- 疲れたら、しっかり休む。
- 解決するから、行動するのではない。行動するから、解決する。
- 頭と体の両方で行動する。頭で間接的な行動、体で直接的な行動。
- 倒れるときも、ただでは倒れない。なんとか前に倒れようと努力する。
- 他人を助けることで、自分が助かる。
- 迷っていると、時間がどんどん過ぎていく。さっと決めれば、すぐ行動できる。
- プロ意識が同じ人同士は、人生経験が酷似し、話が合う。
- 「学生の仕事は、勉強だ」
- 家族を大切にすることは、自分を大切にすること。
- 早く失敗した人の勝ち。失敗とは、成功のこと。
- 人望があるからにっこりしているのではなく、にっこりしているから人望を集められる。
- 毎日の生活リズムがきれいな人は、当たり前ができている。
- 失敗は避けるためにあるのではない。失敗は体当たりするためにある。
- 感謝とお礼は、できるだけ早くする。
- 仕事をしている感覚さえなくそう。習慣にしてしまえばいい。
- 異物こそ、成長に必要。むかつくのではなく、飲み込んでしまおう。
- できる人は、アドバイスをたった一言に圧縮できる。
- できる人は、名前をしっかり覚えることができる。
- テレビでにこにこしているだけで視聴率が上がる。いつも笑っている人には、福が来る。
- いろいろな主義を持っている人が、臨機応変にこなせる人。
引用元:仕事が出来る人になる30の方法
上記は「仕事が出来る人になる30の方法」として紹介されているものなのですが、思わず「なるほど」と思えるような内容もありますね。当ブログでも詳しく説明していますが、「疲れたらしっかり休む」ともあります(疲れる前に休んで疲労を最小限にする)。
この30箇条では、仕事に対する取り組み方がいかに重要なのかを説いています。一般的に言う「出来る人」も、上記の特徴を持っている人が多いように感じますね。
そして、仕事に対する取り組み方がしっかりしている人は、「なんとなく」とか「嫌々」で仕事をしている人よりも、はるかに疲れにくい心と体を持っているのです(疲れる仕事を嫌々ながらやる人は疲れやすい)。
もちろん、この30箇条を実践している人でも、当然疲れます。疲れない筈がありません。
しかし、仕事に対する姿勢や取り組み方が違うだけで、疲労の度合いが「しんどい疲れ」から「気持ちの良い疲れ」へと変化し、慢性疲労や蓄積疲労とは無縁の、充実した毎日を送ることが可能となるのです。
がむしゃらに働くだけでは「できる人」にはなれない
仕事に対する姿勢というものは、まさに「言うは易く行うは難し」です。分かっていてもなかなか実行に移すことができません。誰もが皆、仕事に対して高い意識で取り組めるわけではないのです。
そして、この30箇条を実践したからといって、「まったく疲れない体と心」をもった出来る人間になれるわけではありません。これらの考えを日々実践したとしても、背伸びをするような無茶な働き方では逆に疲れてしまいます。
よく寝て、よく遊び、そして学ぶ。自分のペースでゆっくりと、一つずつ実践していけば良いのです。何事もバランスが大切というわけですね。
今回紹介した「仕事が出来る人になる30の方法」は、学びの中の「考え方」に相当する部分ですが、こういった考え方を日々の業務に取り入れるだけでも、「日々の疲れの具合」は軽減することが可能であると、私は考えています。
気合と根性だけで日々を突っ走る・・・そういった働き方も悪くはありませんが、気持ちが先走ってしまっては、毎日の仕事をただ漠然と行ってしまう結果となってしまう可能性もあります。
そして、そういった働き方は「ぐったりとした疲れ」へと繋がってしまいます。ぐったりとした疲れは慢性的な疲労となり、いつしか「仕事に疲れた・・・」と強く思うようになってしまいます。
この状態になってしまえば、仕事も嫌になってしまい、さらに疲労は蓄積していき、中々疲れが取れない様な状態となってしまうわけです。
こういった「負の連鎖」に陥らないためにも、仕事に対する考え方や姿勢を、少しずつで良いので変えてみましょう。
日々実践していく中で、半年、1年後に「そういえばあまり疲れなくなったな」と思えるような心と体を手に入れることができるかもしれません。
⇛自分しだいで仕事は面白くなる
⇛仕事に疲れた時こそ気分転換や休息が大切
それでもやっぱり仕事に疲れてしまうという場合は?
人間、だれしも向き不向きというものがあります。それは仕事に対しても同じことが言えますが、そもそも「今の仕事が自分に合っていない」という可能性はありませんか?
色々と頑張ってはみるものの、それでも疲れが抜けない、本気になれない。仕事が好きになれない・・・という場合、最終的に行き着くのは「この仕事は合わない」という結論です。これは誰もが同様に考えることでしょう。
入社1日目にそう思う人もいれば、勤続10年目にふと思う人もいます。その差は千差万別ではありますが、仕事に疲れすぎて、慢性疲労の状態に陥ってしまうと、こういった「当たり前」に浮かぶ思考がなかなか出てこないのも事実です。
そうなる前に、今の仕事を離れ、次のステージへと進む(すなわち転職)ことは、決して悪いことではありません。自分に合わない仕事をいくらがんばっても、さらに疲れてしまいます。疲れ切って体を壊し、働けない体になってからでは遅すぎるのです。
現在の日本経済は、徐々に景気が回復傾向にあると言われています。その証拠に、今までは買い手市場だった採用現場も、徐々に売り手市場にシフトしつつあります。
参考記事(外部サイト):過去最高の就活「売り手市場」は来年も続く?業績悪化でも企業が採用を絞らないワケ
こういった現状を踏まえて、積極的に転職する人も増えています。日本は「終身雇用」の考え方が根強く、一つの企業の中で一生懸命頑張り、定年まで勤めあげようという風土があります。しかし、その慣行にこだわるあまり、体と心を壊して病んでしまう人も少なくありません。
現在は大手の採用サイトに登録しておけば、希望条件を満たした会社から直接オファーが届く「スカウト」と呼ばれるサービスが充実しています。転職を考える場合、まずはこういったサイトに登録しておけば、いくらか精神的にも楽になることでしょう。
ただし、転職を何度も繰り返してしまうのは問題です。色々な職業を経験しているのは間違いなくステータスではありますが、採用現場としては転職の回数が多い場合、やはり警戒してしまいます。
一つの会社で一生を過ごすか、やりがいを感じる会社が見つかるまで転職を繰り返すのか・・・。正解は一つではありませんが、「なんとなく」で転職してしまう事だけは避けたいものです。