以前は高脂血症と呼ばれていた疾患で、LDLコレステロール、またはHDLコレステロール、トリグリセリドが異常な数値を示す病気のことで、脂質異常症を放置してしまうと、将来的に動脈硬化や膵炎発症の危険性が高まると言われています。
一般的な言い方をすれば、「血液がドロドロになった」状態のことで、自覚できるような症状が殆ど無いため、発症に気付かず、ある日突然に心筋梗塞といった重篤な症状に襲われることも少なくありません。
その様な危険性があることから、肥満の改善、定期的な運動習慣、禁煙・禁酒や食事療法を中心に生活習慣を改善することが重要とされています。また、放置せずに必ず医師の診断を受け、定期的な検査によって早期発見に努めることも大切です。
脂質異常症ってどんな病気??
脂質異常症というのは、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪(代表的なものはトリグリセリド)が、多過ぎる病気のことです。「血液の中にアブラなんかあるの?」って思うかな。だけど、血液中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質がとけこんでいるんです。
ところが、血液中の脂肪が異常に増えても、ふつうは、痛くもかゆくもないんです。だから、自分では全然気づかないし、「脂質異常症です」といわれても、それが何を意味するのかピンとこない人が多い。それで、そのまま放置してしまうんですね。
じゃあ、放置したらどうなるんだろう。増えた脂質がどんどん血管の内側にたまって、動脈硬化になってしまいます。ところが、動脈硬化になっても、まだ自覚症状がありません。ついには、心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こして、やっと脂質異常症の重大さに気づくというわけですね。
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kousi/about.html
脂質異常症 – Wikipedia
脂質異常症(ししついじょうしょう)は、血液中に含まれる脂質が過剰、もしくは不足している状態を指す。2007年7月に高脂血症から脂質異常症に改名された。