過眠症の種類と原因・治療法について

過眠症とは、なんらかの原因によって睡眠時間が異常に多くなってしまう状態のことで、日中の現れる強い眠気と、夜間における睡眠の質の低下といった状態が現れます。

過眠症の原因としては、以下の病状が関係していると考えられています。

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ナルコレプシー

ナルコレプシーは「居眠り病」とも呼ばれており、日中の強い眠気(睡眠発作)、驚いた際に全身の力が抜けてしまう「情動脱力発作」、寝つこうとする際に金縛りにあったり、幻覚を見てしまう「入眠幻覚」「睡眠まひ」という特徴的な症状があります。

睡眠発作は当人も気づかないほどの短時間のこともありますので、脳波や血液検査によってナルコレプシーであるかどうかを診断します。

罹患率の高い病気ではありませんが、「人よりもよく寝ている」とか、「怠けている」といった偏見の目でみられることがあるので注意が必要です。

ナルコレプシーの治療には、精神刺激薬や抗うつ薬による薬物療法が主体です。

周期性傾眠症

若い男性に多くみられる疾患で、クライネ・レビン症候群とも呼ばれます。非常に強い眠けが周期的に表れ、起きていることができなくなります。また、数日間は朦朧(もうろう)とした状態で過ごし、その間は過食になることが多いようです。

クライン・レビン症候群(クライン・レビンしょうこうぐん Kleine Levin Syndrome )は、数日から数週間にわたり連続した睡眠状態となる睡眠障害の一つ[1]。クライネ・レヴィン症候群、クライネ・レビン症候群、周期性傾眠症と訳されることがある。

他にも、気分が落ち込んだりする気分障害も現れることがあります。治療では薬物療法が適応されます。

睡眠時無呼吸症候群

中年以降に多い病気といわれており、ピックウィック症候群と呼ばれることもあります。睡眠中に大きないびきをかき、短時間の無呼吸が数多くみられます。

ピックウィック症候群は、高度の肥満、昼間の居眠り、夜間の呼吸の中断が基本的な症状です。睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)(「睡眠時無呼吸症候群」)の代表ともいえ、強いいびきをかきます。

症状としては、不眠(寝不足)の自覚症状に加えて、日中に強い眠気が出る傾向にあります。尚、発病者には肥満の人が多いという特徴もありますので、肥満気味の人は要注意です。

睡眠時無呼吸症候群には2つの種類があり、気道(咽頭など空気が通る道)が狭くなっている「閉塞性」と、そのような狭窄はない「中枢性」とに分けられます。

診断は、睡眠ポリグラフ(脳波・眼球運動・筋電図・呼吸曲線などを同時に測定する)と耳鼻科診察により決定されます。

治療は、まず体重減少(ダイエット)を試みます。そして、夜間の無呼吸が頻発して血中酸素濃度の低下が深刻な場合は、「持続性陽圧呼吸法」が適応になります。さらに気道の狭窄がある場合には手術の適応になる場合もあります。

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