苦手な人と上手に付き合っていく方法

この記事の所要時間: 105

人は誰しも、苦手な人というものが存在します。もっとキツイ言い方をすれば、「嫌いな人」のことです。しかし、誰一人として同じ人間がいないように、考え方も人それぞれで千差万別、十人十色です。

そして、社会人として会社に携わっていく中で、「意見や性格が合わない人」は必ず存在します。しかし、同じ会社で働く以上は、馬が合わなくても仲良くやっていかなければなりません。

もちろん、意見が合う人が多いことにこしたことはありませんし、その方が確実に職場での居心地は良くなります。反対に、意見の対立が多い職場であれば、非常に疲れてしまいます。

しかし、苦手な人(嫌いな人)であっても、付き合い方を工夫して上手に付き合っていくことが出来れば、職場環境も快適になることでしょう。この記事の中では、苦手な人と上手に付き合っていくための「考え方」を中心に紹介したいと思います。

目次

相手の長所を探すようにする

人は誰でも、自分にとって不利と感じる点を相手に見つけてしまうと、「この人とは合わない」とか、「苦手なタイプなので距離を置きたい」と考えてしまいます。相手の事を良く知らなくても、最初に受けた印象でその人の全てが決まってしまいます。

たしかに、人に不愉快な思いをさせたり、わがままであったりと、人に嫌わやすいタイプの人はいます。自分の発言に責任を持たなかったり、なぜかいつもイライラしていたりと、「ちょっと苦手だな・・・」と感じてしまうタイプの人間も少なくありません。

しかし、だからといって相手の「短所」ばかりを探していては、相手のことが益々苦手になってしまい、いつの間にか「嫌いな人」になってしまいます。その相手が同僚や後輩ならまだしも、仕事の上での先輩や上司であった場合は、仕事を進めていく上で大きな障害となってしまいます。

そうならないためにも、相手の短所ばかりを気にするのではなく、長所を見つけるようにしてみましょう。「この人はわがままだけど、芯はしっかりしていて自分を持っている人だな」とか、「イライラしているのは時間に厳しい証拠。自分も時間を大切にするようにしなければ」といった具合です。

上記の例は少し強引な例えになりますが、要するに受ける印象の逆のことを考えるようにするわけです。多少、無理矢理でも良いので、とにかく苦手な人の長所ばかりを見つけるようにしてみましょう。その人に対する印象もかなり変わってくるはずです。

接点を必要最低限にする

「相手の長所を探すようにする」と一つ上の項目で説明しましたが、もちろん、それだけ長所を探したとしても、「どうしようもない」という人間も中にはいるかもしれません。その場合は、相手の長所を探すのをやめて、「その人に気に入られよう」とか、「苦手な人に好かれたい」という思考を捨て去り、なるべく接点を作らないようにします。

最初から壁を作ってしまい、必要以上に接点を持たないようにすることは望ましくありません。腹を割って話し、付き合いを続けていけば、「これほど心強い人だったとは!」となる可能性だってあるわけです。

しかし、どうやっても合わない人というのは居るわけです。そういった人になんとか合わせようとすれば、自分が疲れるだけです。

その場合は、その人に対して「必要最低限の付き合い」で接していくようにしましょう。仕事の上での接点は仕方がありません。仕事を円滑に進めるためにも、接点は必要となります。しかし、仕事以外での付き合いは一切行わないようにし、飲みに誘ったり、また誘われても断るようにして、なるべく接点を持たないようにします。

また、あなたと同様に「その人のことが苦手」という人と仲良くなりすぎるのも考えものです。食事会や飲みの席で、その人に対する愚痴会になってしまう可能性があります。

そういった愚痴や文句が、もしかすると相手の耳に届くかもしれません。そうなってしまうと、益々ややこしい話になってしまいます。

挨拶は欠かさないようにする

苦手な人であっても、まったく存在を否定するかのごとく「無視」を決め込むのは良くありません。その人があなたの事を「嫌い」と感じてしまえば、あらぬところで変な噂やマイナスの評価が立ってしまうかもしれません。

また、そういった行動を、周りの人は見ています。「あいつは挨拶も出来ないようなやつなのか」と思われてしまっては損です。自分の立場が危うくなってしまう可能性もありますので、例え苦手な人であっても、自分からの挨拶は欠かさないようにしましょう。

相手にしても、挨拶をしっかりとしてくれるということで、「自分が苦手と思われている」とは思いません。変な摩擦を作らないためにも、最低限の接点は持つようにした方が良いということです。

共通の友人を作らないようにする

SNSやツイッター等のコミュニケーションツールが発達した現在では、どの場所で、どの様に交友関係が繋がっているか分かりません。これはリアルな交友関係だけではなく、コミュニケーションツール間の友人でも同様です。

苦手な人と共通の友人を作ってしまうことで、必然的にその人との接点も発生してしまいます。接点があれば、何らかの形でその人と関わりを持つこともあるかもしれません。また、その人にたいしてついつい出てしまった愚痴や文句、陰口といったものが、共通の友人を通じてその人の耳に届いてしまうかもしれません。

火のないところに煙は立たないといいますが、例え火を出してしまったとしても、燃え移るための媒体が無ければ飛び火はしません。深く関わるのは昔からのリアルな友人だけに限定し、社会人で付き合う人達とは「広く浅く」の関係でいたほうが、疲れも少ないですし、余計な時間(飲みニケーション等)を使うこともありません。

苦手な人にあえて飛び込んでいく

苦手意識が芽生えると、極力その人とは関わりたくないという意識が働きます。先ほど紹介したような「接点を極力持たない」という方法は、相手が「どうしようもない」場合に有効な手段となりますが、この手段ばかりを用いて嫌いな人や苦手な人を排除していくと、気がつけば組織の中で孤立していた・・・ということにもなりかねません。

そこで、苦手と思う人であっても、あえて懐に飛び込んでいくような方法が効果的である場合もあります。これは、接点の回数を増やすことで相手に対する好意が増していく「単純接触効果」を期待したものです。

事ある毎に苦手な人に話しかけ、その人に鬱陶しいと思われる程のコミュニケーションを取っていきます。しかし、会話が増えることでその人に対するイメージも変化していきます。相手にしても、会話が増えることでそれまでみせなかったような一面を、あなたに見せることでしょう。

あえて接点を増やすことで、解決できる人間関係というものもあるのです。

関連記事:上司よりも大人な考え方をもつ

苦手な人を反面教師にしてみる

その人に対して、いったい何が苦手であるのかを分析することも重要です。相手のしゃべり方が苦手なのか、接し方が苦手なのか。相手をイライラさせたり、わがままであったり、ひとりよがりであったり・・・。

苦手と感じるポイントは観察していればはっきりとわかってくるはずです。また、そういった点がわかっているからこそ、相手のことを苦手と感じてしまうわけです。

そこで、その苦手なポイントをしっかりと観察し、勉強のためと割りきってしまうのもいいでしょう。「あぁ、この人はこうやって人のことをイライラさせているんだな」とか、「面倒な仕事を人に押し付けているんだな」と行った具合に、自分がされて嫌だと感じること点をしっかりと把握しておきます。

そして、把握したそれらのポイントを、自分が他人に対して行わないように注意するようにしましょう。これは苦手な相手を「反面教師」として捉え、スキルアップや勉強のためと割りきってしまう方法です。

そう考えていけば、相手の言動や行動も全ては自分にとってプラスの材料。そう考えれば、苦手な相手であっても、「自分には無い考え方や行動が出来る人だな」と、好意的に捉えることができるようになります。

その人のことが「なぜ苦手なのか?」を考えてみる

これは、その人に対して「苦手だ」と感じるレベルであれば検討の余地がある方法です。すでに「大嫌い」のレベルになってしまってはあまり意味が無いのですが、なぜ苦手なのかを考えることで、それぞれの理由に対する解決策を考えることも可能となります。

苦手な理由としては、その人の話し方が気に入らないとか、言葉遣いや人に対する態度、性格等が挙げられます。

「見た目が気に入らない」という、酷く個人的な理由がある場合は、まずはその偏見をなくすようにしなければなりませんが、これらの理由に対して「どのタイミングで苦手意識をもったのか?」を思い出してみることで、苦手の原因がだんだんとはっきりとしてきます。

苦手の原因が個人的な好みであったり、その場の自分の心理状態であった場合は、苦手な理由が自分の中にある可能性があります。

人は自分のことは棚にあげて、相手の欠点ばかりを探してしまう性質を持っています。中には「なんとなく合わないから」という理由もあるかもしれませんが、相手の「ちょっとした欠点」であれば、多少は許容してあげようとする心の広さも大切です。

自分を大切にすることを第一に考える

ここまで紹介した方法は、いかにして相手を好きになるか?とか、相手の懐に飛び込んでコミュニケーションを増やすといった、一般的にも良く紹介されている方法となります。

相手との接点を増やしたり、なるべく関わらないようにするといった対処法で、人間関係が円滑になる場合もあるでしょう。しかし、どの様な方法であっても、自分自身が考えて行動しなければなりません。そういった行動そのものに「ストレス」を感じる場合もありますし、うまく行かなかった場合は、その事に対して気を病んでしまう場合もあるでしょう。

「なぜ自分がこんな思いをしてまで・・・」と考えてしまい、自分だけがしんどい思いをしているような、そんな鬱々(うつうつ)とした気分になってしまっては本末転倒です。

そうならないための手段としては、「まずは自分のことを第一」に考え、自分がどうしたいかを行動理念として相手との関わり方を決めるようにしてください。

この記事内で紹介した、「挨拶は欠かさないようにする」という方法にしても、無理やり行う挨拶に違和感を感じるようなら、いっそのことやらないようにした方が良い場合もあります。

日を改め、「今日は挨拶しよう!」と前向な気持ちになったのであれば、挨拶をすれば良いでしょう。これは、要するに「自分がしたいようにする」ことで、自分の気持ちを大切にして、余計なことに気を病んだりストレスを溜め込まないようにしているわけです。

苦手を通り越して、本当に嫌いと思う上司がいるならば、無理をして挨拶をすることもありません。もし挨拶して、相手が反応が薄かったり、嫌な態度をとったとすれば、そこから受ける精神的なダメージは相当なものとなってしまいます。

そこまでの思いをするくらいなら、挨拶なんてすることはありません。自分を押さえつけ、我慢を強いられてばかりの職場は、きっと居心地の悪いものとなるでしょう。その結果、せっかく入社した職場を離れるようなことになれば、目も当てられません。

結局は、自分にとって「良い状態」と「悪い状態」を基準にして、物事にあたっていくことが重要であるといえます。今日は機嫌が良くて調子もいいと感じるならば、苦手で嫌いな相手に対しても自然と挨拶することができるでしょう。

しかし、調子が悪いときであれば、そのような感情は出てきません。自分の気持ちに従い、それを行動の基準として苦手な人に対処していくことも、決して間違いではないのです。

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