時にはマイナス思考も悪くない

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世間一般的には、「根明(ねあか)は良いが根暗(ねくら)はよくない」、といわれています。「ポジティブ(プラス思考)はいいけどネガティブ(マイナス思考)はだめ」とも考えられていますが、この様な「前向きさ」は確かに必要なものです。しかし、全ての場合において必ずしもそれが正しいとはいえません。

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ポジティブとネガティブでものごとの捉え方も違ってくる

例えば、目の前に高級なワインがグラス半分注がれている状態を見てい、「半分も入っている」と思うのか、「半分しか入っていない」と思うのかでは、意味合いがまったく違ってきます。「半分も入っている」と思えるならば幸福ですし、「半分しか入っていない」と考えてしまえば不幸な気持ちになってしまいます。

この考えの前者が「ポジティブシンキング)」で、後者が「ネガティブシンキング」です。もちろん、前者の考え方であったほうが、長い人生で楽しいことの方が多くなり、実りある人生を送ることができる可能性も高まることでしょう。

しかし、なんでもかんでも一方的に「ポジティブ」な思考で捉えれば良いというわけではありません。この様な考え方は、他人から見れば悪い意味で「脳天気なやつ」と思われてしまいますし、状況によってはネガティブであったほうが良い結果を生む場合もあります。

ネガティブ=慎重・思慮深いという考え

仕事において、大きな失敗をしてしまったとします。ポジティブとネガティブな思考のバランスが良い人であれば、「しまった!」と考えるはずです。

「失敗したことによって上司に怒られたり、社長からの評価が下がってしまう・・・」とネガティブ思考が脳裏を駆け巡ります。そして、「それは嫌だ!」と失敗を挽回するために様々な思考を巡らせ、ミスを取り戻そうとします。

一方、ネガティブさを排除した考え方の場合、失敗したとしても「なんとかなるさ」と安易に考えてしまい、ミスに対するフォローもおざなりになってしまいます。その結果は火を見るよりも明らかです。

ネガティブさは、良い意味で「慎重」であるといえます。一方、ポジティブは楽観からくる大胆さが「軽率」に取られることもあります。人間は、ネガティブとポジティブの両面が備わることで、バランスの良い思考を維持することができるのです。

片方の思考を完全に排除してしまうと、どちらか一方からの見方しかできなくなり、物事の良い面・悪い面を捉えることができなくなってしまいます。

「人間何事も前向きでなければならない」・・・これは非常に重要なことです。しかし、状況によっては「ネガティブさ」も必要な思考能力であるわけです。先ほども少し触れたように、ネガティブさは良い意味では「慎重」であったり、「思慮深い」思考能力です。

「自分は何事においてもネガティブでダメな人間だ」と考える人程、仕事での失敗が少なかったりするものです。時にはネガティブな思考も許容して、慎重になった上で物事を捉えようとすることも悪くはないのです。

何事も「ためになった」と前向きに捉える人は疲れない

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