適切な治療を行って偏頭痛の症状を緩和する

この記事の所要時間: 439

日本国内では840万人以上もその痛みに悩んでいるとされる「偏頭痛」ですが、この偏頭痛も正しい治療を行うことで、症状を緩和することができます。「体質だから」とか、「仕事が忙しくて」「ストレスが原因」と諦めてしまうのではなく、しっかりと偏頭痛と向き合い、適切な対処法を知ることが重要です。

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一次性頭痛と二次性頭痛

まず、頭痛は大きく分けて、以下の2種類の頭痛に分けられます。

  1. 頭痛自体が治療対象となる「一次性頭痛」
  2. 何らかの病気の症状として起こる「二次性頭痛」

私達の身近にある偏頭痛は、「一次性頭痛」に分類されます。偏頭痛が発生するメカニズムとして、セロトニンという脳内物質が血管内で異常に増減することで脳の血管が広がり、周りの三叉神経が圧迫されることで起こるといわれています。

そして、偏頭痛の男女比は「1:4」となっており、実は女性に圧倒的に多い症状なのです。これにはしっかりとした理由があり、女性ホルモンの「エストロゲン」が変動する際、セロトニンの量も不安定になってしまうため、月経前後や排卵期に片頭痛に襲われやすくなります。

一度偏頭痛が起こってしまうと、こめかみ付近が傷み、その痛みの症状は左右どちらかであったり、両側に出たりします。痛み以外の症状も様々で、嘔吐や下痢、吐き気を伴います。また、騒音のある騒がしい場所やまぶしい場所では、偏頭痛が悪化する傾向にあります。

背中や肩、首などの筋肉が緊張して血行が悪くなることで起こる「緊張型頭痛」であれば、その緊張をほぐしたり、血行が改善されると症状は治まってくるのですが、偏頭痛の場合は、安静に努めたとしても、その症状は中々治まりません。その症状は、人によって個人差はありますが、数時間で治まる人もいれば、数日間も痛みが続く場合もあるのです。

そして、冒頭でも書きましたが、偏頭痛はストレスや疲れ、体質で起こるのではなく、れっきとした病気に分類されています。実際に、頭痛を専門とする外来も存在します。

痛みのパターンを把握する

偏頭痛は我慢するのではなく、しっかりと病院で医師の診断を仰ぎ、適切な対処法を講じていくことで、その症状を緩和することが可能です。

そして、偏頭痛の痛みにはパターンが存在し、自分の偏頭痛の症状を把握しておくことが、適切な治療を受けるための第一歩となります。

  • 痛みの起こる部位
  • 痛みが続く時間
  • 痛みの頻度
  • 光や音に敏感か?
  • 痛み以外の症状があるか?
  • 入浴やアルコールの摂取で痛みが強くなるか?

簡単に挙げただけでも、上記の様な痛みのパターンが存在します。こういった症状をしっかりと自分で把握して、医師に正確に伝えることで、あなたにあった適切な治療を受けることができるのです。

偏頭痛の治療と予防方法

偏頭痛の治療には、主に薬が使われます。使われる薬は「トリプタン製剤」と言って、脳の血管を収縮させ、三叉神経から痛みの原因物質が放出されるのを抑える作用があります。

また、投薬だけでなく、精神的に何か負担を抱えていないか等のカウンセリングを行う専門外来もありますので、その頭痛が偏頭痛なのか、またはうつ病やその他の疾患による頭痛なのかをつきとめ、適切な治療を受けるようにします。

頭痛を緩和するだけであれば、市販の頭痛薬でも痛みを抑えることは可能ですが、1ヶ月に10粒以上も利用する程の頻度で偏頭痛が起こっているならば、専門外来での診察をおすすめします。

一方、普段の生活の中において、偏頭痛を改善するための工夫を行うこともできます。

例えば、偏頭痛は天候や気温、気圧の変化が大きい場合、頭痛が発生しやすくなると言われています。また、強い光によって偏頭痛を発生させる場合もありますので、外出の際はサングラスや帽子を着用するようにして、日光から身を守るようにします。

食べ物にも少し注意を払いたいところです。

オリーブオイルやかんきつ類、チーズやチョコレートといった食べ物は、血行を良くする食材です。しかし、その血行の流れによって脳内の血管が過剰に拡張し、片頭痛の発生のきっかけとなってしまうのです。

例えば、「今日は天気が悪くて偏頭痛が起こりそうだ」といった日には、これらの血行を改善する食べ物は控えるといった工夫を行うことで、発生のリスクを低下させることも可能なのです。

偏頭痛は遺伝する

偏頭痛は、遺伝的要素が高いとも言われています。偏頭痛の遺伝的要素を強く受けている場合、幼少の頃は頭痛の症状よりも、乗り物に酔いやすかったり、腹痛や嘔吐、めまい等の症状の方が現れやすいといわれています。

そして、子供の頃の偏頭痛というのは、なんの前触れも無く突然はじまり、そして短時間で治まっていく場合が多いようです。痛みとしては、「ズキズキ」といった痛みだけではなく、「頭全体を締め付けるような」痛みもあります。

子どもは痛みに鈍感で、どの様な痛みが原因で苦しんでいるのかを判断しずらい場合があります。もし、自分が偏頭痛持ちで、子どもにも遺伝でその症状が現れているかもしれない・・・といった可能性があるのならば、大人と子どもでは偏頭痛の痛みに違いがあるということを踏まえて、丁寧にどういった痛みがあるのかを聞き出すことが重要といえるでしょう。

偏頭痛は痛みを我慢するのではなく、痛みとうまく付き合っていくことで、その症状を緩和し、改善していくことが可能です。痛み止めで無理やり押さえつけるのではなく、痛みの原因となっているきっかけを特定し、なるべく頭痛が発生しないように努めることで、不快なあの症状を少しでも和らげることが可能なのです。

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