ストレスに強い人の共通点は?ストレス耐性は個人差が大きい

この記事の所要時間: 355

ストレスは、日々の生活の中で絶対に避けては通れないものです。自分はまったくストレスを感じていない、という人も中には居ますが、そういった人でも、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいる場合もあり、単に「気付いていない」という状態が少なくありません。

そして、近年深刻化しているのがこのストレス問題です。特に、うつ病の症状を訴えるビジネスマンが増えており、実際に現在の職場でストレスにさらされ、悩んでいる人も少なくないでしょう。

>>そもそもストレスとは何か?

ストレス耐性を持っている人はストレスに強い?

しかし、同じ職場、同じ環境で同様のプレッシャーを受けているはずなのに、あまりストレスを感じていない人も実際にいます。こういった人には、「ストレス耐性」が備わっている場合が多いようです。

ちなみに、「ストレス耐性」とは読んで字の如く、ストレスに強い体質のことを指し、ストレスに強い人に対して使われることが一般的な言葉です。

個人差はあれ、こういったストレス耐性の強弱の差は、いったいどのようにして生まれてくるのでしょうか?

人は、脳の中にある「扁桃体」と呼ばれる部位で不安を感じます。そこで感じる不安が強くなってくると、自律神経の中枢を刺激して、発汗や震え、頭痛や動機といった身体的な症状が現れてきます。

メンタル面が強い人、弱い人の差は、この扁桃体の感受性によって生まれてくるといわれているのです。

扁桃体が継続的に不安を感じてしまうと、脳の中にある「前頭葉」にも不調をもたらします。この前頭葉に影響が出ることで、ついには「うつ」の状態が引き起こされてしまいます。要するに、ストレスやうつ病には「扁桃体」の感受性が深く関わっているといえます。

ストレス耐性は鍛えることができない

では、この扁桃体を鍛えて、ストレスに対して強い体を作り上げることは可能なのでしょうか?

答えは残念ながら「NO」です。基本的に、扁桃体の感受性は遺伝的要因や成長期の環境における体験等で、ある程度の耐性が決まると考えられているためです。

そういった特性がありますので、「メンタル面を鍛えてストレスに強い体になる!」と考えても、鍛えることは現実的には不可能とされているのです。

しかし、鍛えることは出来なくても、睡眠不足に注意したり、カフェインやアルコールの摂り過ぎ気をつけるといった方法で、多少は扁桃体に対する刺激を減らすことは可能と考えられています。

すでに成長期を過ぎ、社会人となって働いている世代であれば、扁桃体を鍛えてストレス耐性をパワーアップさせるということは厳しいと言えます。

ストレスを減らすのではなくストレスを発散することが大切

しかしながら、扁桃体を鍛えて受けるストレスを減らそうと考えるよりも、受けたストレスをいかにして発散するかの方が重要と考えられています。

冒頭でも書きましたが、ストレスというものは生きている以上、常に受け続けていかなければならないものです。社会人ともなれば、週5日以上は仕事で拘束されているわけで、労働から受けるストレスを感じないようにするのは不可能と言えます。

そこで、「ストレスは受けて当然」と考え、その上で受けたストレスをどの様にして発散していくかを考えるのです。その日、その週にたまったストレスを、定期的に発散しきれるような工夫を行うことが、メンタルヘルスを向上させる最善策となります。

具体的にストレスを発散させるコツとしては、「とにかく自分のための時間を定期的に作る」ことに尽きます。短い時間でも良いので、自分の趣味やスポーツなどの「好きなこと」に没頭できる時間を設けるようにします。「100%自分のために」費やせる時間を作るというわけです。

例えば、折角の休日なのに、一日家の中で寝て過ごしたり、家事に追われたりすると、ストレスの解消は行えません。そういった時間を削ってでも、自分がしっかりと楽しめることに没頭する時間を作ることが重要なのです。

睡眠によって体の疲れは取れますが、おそらく「心の疲れ」までは取れません。心の疲れを癒すには、長さに関わらず「自分だけの時間を使えた」という実感が大切なのです。

ストレスというものは、意識的に発散していかなければ、どんどんと蓄積されていきます。そして、いつかのタイミングでストレスが爆発してしまい、うつ病や体の病となって表に表れてしまいます。

繰り返しますが、「ストレスに耐える体質」を得ることよりも、「自分のためだけの時間」を得る努力を、常日頃から行うように心がけてください。1週間のうちの僅かな時間を自分のための時間にするだけでも、蓄積していくストレスはかなり違ってくることでしょう。

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