蝶形骨を耳引っ張りでほぐす?疲れやすい体を改善するための簡単な方法

この記事の所要時間: 556

疲れが溜まるのは、睡眠不足や働きすぎだけではありません。私達は普段の生活の中で、知らず知らずのうちに「力み」を発生させており、その余分な力の入れ方によって、必要の無い疲労感を溜め込んでいる可能性もあります。

  • 気がつくとパソコンの画面をジッと凝視している (眼精疲労)。
  • キーボードを打つ際に、肩に余計な力が入っている。または強張っている (肩コリ)。
  • 焦ってしまうと無意識に歯を食いしばってしまう。
  • 上司や頭が上がらない先輩に呼ばれると、内蔵がググッっと緊張してくる。
  • いつの間にか呼吸が短く、浅くなっている。

普段の生活の中で、特に力みを発生させてしまうシチュエーションは他にも数多くあります。しかし、これらの「無意識の力み」が、疲れをさらに増幅させるきっかけとなっているのです。

仕事は疲れるものでありますが、これらの余計な力みを無くすことで、疲れ具合はかなり軽減されてくるはずです。

そこで、以下ではこれらの力みを改善するべく、普段の生活の中で簡単に行うことができる「ボディワーク」を紹介してみたいと思います。

耳ひっぱりエクササイズでリラックス

シンプルにして最も効果が高いリラックス方法です。やり方も至って簡単です。

  • 姿勢を楽にして、背筋をまっすぐにして椅子に座る
  • 両手で左右の耳の付け根をつまむ
  • 気持ちの良い範囲で横に静かに引っ張り、緩む感じがするまでしばらくそのまま止めておく

このエクササイズを行うことで、主に首筋(背骨の一番上)から頭までの緊張がほぐれます。肩から上の緊張を常に抱えている方は、1時間に一度はこの動作を行なってみましょう。

頭蓋骨には「蝶形骨」と呼ばれる骨があります。その名の通り、見た目が「蝶」に見えることからこの名前が付いています。

そして、蝶形骨から横隔膜を経由した骨盤の底までが「体の芯」とされており、耳を引っ張ることによって蝶形骨から骨盤底までが緩み、それが体全体に作用してリラックスすることができます。

この耳ひっぱりエクササイズは非常に簡単で、いつでもどこでも実践が可能なリラックス方法といえます。

呼吸によって鼻筋を伸ばす

これはどちらかと言えば呼吸法にも似るのですが、鼻を親指と人差し指で軽くつまみ(呼吸ができる範囲で)、眉間の辺りで呼吸することをイメージして、鼻の穴を緩めるというエクササイズです。

鼻を指でつまむと、当然ですが呼吸するための「穴」が狭まります。一度に吸い込む空気の量が減りますから、自然と呼吸は「長く・深く」なりますが、これは「深呼吸」に似た効果をもたらします(溜め息と深呼吸は同じ効果がある?)。

やり方は以下の通り。少し複雑に感じますが、鼻を軽くつまんで、額に置いた手で眉間を軽く上に押し上げるようにして呼吸を行ってみてください。

  • 親指と中指で鼻を軽くつまむ。
  • もう片方の手を額にのせる (小指の付け根を眉間にあてる感じで)
  • 眉間のあたりで呼吸をする
  • 呼吸しながら、眉間に置いた手を上に持ち上げる(軽く眉間を押さえながら)

深呼吸にも似たスッキリ感が表れます。デスクワークが多く、パソコンに向かっている時間が長い方は試してみてください。眼精疲労の軽減にも効果的です。

舌出しエクササイズで内臓をリラックスさせる

体の緊張は内臓からくることが多く、表面上はリラックスしているつもりでも、内臓が常に緊張した状態では、その作用が体全体に及んでしまい、結果として疲れやすい体になってしまいます。

何かの失敗をしたとき、苦手な上司に呼び出されたとき、納期が遅れ気味のクライアントから電話があったとき等・・・。こういったタイミングでは、内臓が「ギクリ」とした感覚に襲われます。その感覚こそが、内臓が緊張している状態なのです。

体の緊張を就寝前に軽減することで、ぐっすりと熟睡して次の日に疲れを残さないようにすることも可能です。内臓の緊張を軽減するエクササイズの手順は以下の通り。

  • まっすぐに立つ
  • 少しだけ体を前にかがめる
  • 舌を出しながら、ゆっくりと口から息を吐き続ける

舌は下方に出すのではなく、正面に出すのがコツです。息はゆっくりと、深く長く吐き続けます。息を吐く際に「はぁ~・・・」と声に出しても良いでしょう。

上記の手順を何度か繰り返してみて、内蔵の緊張を解してあげてください。内臓のモヤモヤ感が軽減して、スッキリとした気持ちになるはずです。

顎の食いしばりを解除するエクササイズ

特に意識していなくても、気がつくと歯を食いしばっているということはありませんか?この食いしばりによって、顎が常に緊張した状態となってしまい、その緊張は体の全体にも及んでしまいます。

そして、顎に力を入れるクセが日常生活の中で固定化されてしまうと、慢性的な体のコリと、中々取れない疲れへと繋がってしまうのです。

アゴの緊張を解すエクササイズの手順は以下の通りです。

  • 横になる(仰向け)
  • 割り箸を縦方向にして奥歯にはさむ
  • ゆっくり呼吸を行う
  • 上記の手順を両方の奥歯で行う

割り箸で無くても、1cm程度の隙間ができるものならなんでも構いませんが、割り箸の利用が最もお手軽です。奥歯に少し隙間を作って呼吸を行うことで、こめかみ付近が緩んでくる感覚を味わうことができます。

この方法によって、アゴだけでなく、肩や股関節、首筋等も緩んでリラックスすることができますが、普段からそれだけ無駄な力が入っているということの表れでもあるのです。

眼球の奥の筋肉を緩める

現代社会においては、仕事の現場では必ずといって良い程パソコンを利用しますね。例え仕事でパソコンを使わないとしても、自宅でパソコンを長時間利用する方は多いですし、移動中はずっとスマートフォンとにらめっこしているという方も多いでしょう。

この様な日常を毎日送っている私達の目は、普段からかなりのストレスに晒されており、それに伴う眼球の筋肉の「コリ」もかなりのものとなっています。

以下の手順で「眼球の奥」にある筋肉をリラックスさせることで、眼球の奥の方や首筋の緊張を軽減することが可能です。

  • あお向けに寝てまぶたを閉じる
  • 右目の眼球の上に左手の人差し指、中指、薬指をそっとのせる
  • ゆっくり呼吸しながら、眼球が緩んでいくのを感じる(5〜10分程度)
  • 左目も同様に行う

合計で10~20分程のエクササイズではありますが、眼球の奥の筋肉の緊張を和らげ、眼精疲労の度合いを軽減してくれますので、デスクワークがメインとなる方は、時間を見つけて行ってみてください。

体の強張りは無駄な疲れを生む原因となる

上記で紹介した方法は、主に体を「弛緩」させて、余分な力みを開放するエクササイズの一例です。仕事の現場では、「歯を食いしばって今を耐え抜く気合」も必要ではありますが、そのような生き方をずっと続けていては、必ずどこかでほころびが発生してしまいます。

時には体をゆったりと休ませ、リラックスさせることも必要なのです。空いた時間に、就寝前に、昼食の後に・・・エクササイズを行う時間を意識的に設けて、「疲れないからだ作り」を実践してみてはいかがでしょうか。

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