家庭内暴力と引きこもりの症状・対処法について

この記事の所要時間: 311

このページでは、幼少期~青年期において発生する「家庭内暴力」と「引きこもり」について解説します。どちらも病名ではなく、家庭環境等の様々な要因によって発生すると考えられています。

家庭内暴力

家庭内暴力とは、子どもが親や兄弟等の家族に向けて暴力を振るうような状態のことを言い、病名ではありません。

家庭内暴力は、統合失調症(精神分裂病)などの精神疾患や行為障害でもみられる場合がありますが、このページでは家族に限定した暴力のみを取り扱い、他の異常を認めないような狭義での家庭内暴力について触れます。

家庭内暴力の多くは、長期にわたる不登校に引き続いて起こるようです。この時期に健康な家族関係を維持するのは難しいとされ、その原因としては本人や家族がちょっとしたことでもイライラしてしまう状態になっているためです。

この様な状態では、お互いに衝突しやすい状態となっており、家庭内暴力が発生している家庭では、正しい家族関係が築き難い状況になっているといえます。

暴力の対象として最も多いのが母親で、その次に弟や妹、祖父母といった様に、自分よりも弱い対象に向かうことが一般的となっています。

このような衝突は、当の本人が成長していくにつれ、薄れていくのが普通ですが、最近では不登校や長期に渡る引きこもりに移行するケースも目立っています。また、例外的なことではありますが、暴力のコントロールが抑制できず、殺人や障害等の重大事件に発展するケースや、思いつめた家族が本人を殺してしまうといった事例も実際に起こっています。

この様な重大な事件も発生していることから、医療も含めた社会的な取り組みが要請されています。

引きこもり

引きこもりに関する厳密な定義というものは無いのですが、長期に渡って社会との交流を拒絶している状態が引きこもりと呼ばれます。引きこもりは学生から社会人まで、幅広い層で見られます。中高生の不登校や大学生の5月病、就職の失敗や退職などに続いて、引きこもり状態となることが多いようです。

引きこもりの状態としては、自分の部屋から出てこない状態や、家族とは必要最小限の会話はするといった状態まで様々です。

引きこもってしまう原因として、本人側の問題としては以下の様なものが挙げられます。

  • 固定したストレスのかかる人間関係がもちにくい
  • 競争関係をいやがる
  • そのくせ負けたくないという思いが強い
  • 自分の力を客観的に見ることができない

主に対人関係の脆弱性(ぜいじゃくせい)が指摘されています。また、失敗を他人(親)のせいにしたり、成功した人をうらむ(ねたむ)といった特長も見られます。

生活面では、自分の希望を押し通す傾向が強く、その事について家族が注意したり、従わなかったりすると、言葉や身体による暴力にうったえることが少なくありません(家庭内暴力)。

家庭内暴力と引きこもりの対処方法

引きこもりや家庭内暴力を扱う専門機関としては、精神保健福祉センターがあります。警察や保健所でもよろず相談的な対応が受けられます。

参考:全国の精神保健福祉センター一覧厚生労働省HP

また、引きこもりには、統合失調症(精神分裂病)やうつ病、神経症摂食障害などが原因となる場合もありますので、一度は精神科に相談するのが賢明です。その際には家族だけしか相談に行けないことがほとんどですが、引きこもりの状況や本人の言動を聞くことで、おおよその見当がつき対処の方針は立てられます。しだいに本人を誘いだすような方策が立てられるでしょう。

また、最近では、引きこもりのケースを対象としたデイケアがすこしずつ始められるようになってきました。

なお家庭内暴力のケースでは、強制的な入院がやむを得ずとられることがあります。そのような措置は緊急避難的なものとして考えておく必要があります。

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