自閉症(広汎性発達障害)の原因と症状・治療方法について

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コミュニケーションがうまくとれないような症状を示す発達の異常を広汎性発達障害といいます。早期幼児自閉症小児自閉症、あるいはカナー自閉症とも呼ばれていますが、それらをまとめて単に自閉症と呼ぶ場合が多くなっています。

対人関係を伴う社会的な行動がうまくできない、言葉を使ってのコミュニケーションが行なえない、また、行動や興味の対象が限られているといった特徴をすべてもったものが自閉症です。

一般的には3歳前後から自閉症であると気づかれます。また、発症する性別では男子のほうが4~5倍の発症率とされています。

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自閉症(広汎性発達障害)の原因

あきらかな原因は不明とされており、具体的な発症メカニズムについてはまだ未解明の部分が多いといわれています。考えられる要因としては、遺伝子異常や環境的要因などによる脳障害が原因で発症すると考えられています。

自閉症(広汎性発達障害)の症状

他の人との関係がうまくつくれず、自分の世界に閉じこもってしまうのが自閉症の大きな特徴です。

他人と目を合わせることができず、言葉を上手に扱えないために、人との対話によるコミュニケーションに支障をきたします。また、的外れな返事をしたり、独り言をいったりします。

行動面においても、表情や身振りなどの意思表示が苦手であったり、他人の感情が理解できない、友達と遊べず一人遊びをしていることが多いなど、社会性の欠如が見られます。ままごとなどの役割を決めた遊びや想像的な遊びも苦手です。

また、行動や関心の対象が限定されることから、常に水遊びをしているとか、時計をいじっているなど、同じものに興味を示します。1日の行動も順序立てて行わなければ落ち着かず、急に新しいことが始まると落ち着かなくなります。

そして、急に不安にかられたり衝動的な行動をし、パニックなどの興奮状態になることもあります。

一般に、話しことばに対する理解力に比べ、見たものに対する記憶力や理解力は高いことが多いです。

知能が正常な高機能自閉症、言語発達が正常な自閉症であるアスペルガー症候群、知的発達の遅れも伴うものなどがあります。尚、高機能型自閉症では、驚くべき記憶力や計算能力を示したり、てんかんを合併することもあります。

自閉症(広汎性発達障害)の治療

遊戯療法、行動療法、教育、心理療法などが治療の基本となります。療法士がその子にあわせた指導や療育をおこなう個別指導と、集団における療育の両者が必要です。

また、幼児期においては、遊びを通してコミュニケーションをとる練習や身体的接触、愛情表現を含めた親子・他人との交流を多くもつことが重要となります。

他にも、社会生活や他人と関わる場面を想定して、各場面でどのような挨拶をしたらよいかとか、どういうふうに対応して行動していけばよいかを1つ1つ丁寧に教え、練習する「ソーシャルスキルトレーニング」もおこなわれます。

1日の行動をシステマチックに構築したりする認知行動療法のTEACCHプログラムなども有効です。

学童期以降は、対人関係がうまくつくれないことからトラブルも多くなります。また、自信の喪失や自傷行為といった異常行動を度々起こすため、心理療法や環境調整も重要となります。また、パニックや衝動的な行動に対しては薬物療法も行います。

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