【就活うつ】就活でうつ病にならないために 親からのプレッシャーが原因の場合も

この記事の所要時間: 730

こちらの記事は、少し前にYahooのニュースにて掲載されていた「就活うつ」に関する記事を引用したものです。

暦も11月となり、高校・大学や専門学校を卒業する学生達の就職活動が本格化してくる頃なのですが、そういった世代の子どもたちと付き合っていく学校の先生や親、兄弟の方に知っておいてもらいたいと思い、こちらの記事を紹介することにしました。

「一次面接で落とされまくっちゃって。ちゃんと自己分析もして自己PRも用意したのに。自分を否定されたような気持ちになって。最近、夜もあまり眠れなくて、いつも気分がおちてます」(メーカー志望・男性)

大学生の就職活動はまだまだ始まったばかりだが、内定が得られない学生から早くもこんな声が聞こえ始めてきた。「眠れない」「わけもなく不安で、気持ちにちっとも余裕がない」「朝がつらくて家を出る気にならない」そう感じたら、“就活うつ”の前兆かもしれない。

「就職活動がうまくいかずになるうつ病、いわゆる“就活うつ”になるケースは近年、増えてきたといわれています」

そう話すのは、東京えびすさまクリニックの精神科医・山登敬之さんだ。

NPO法人「POSSE」が2010年に学生約600人を対象に行った調査によると、就活経験者の7人に1人が就活うつ状態になっているという。就職活動氷河期といわれる時代。何十社受けても内定を得られない学生のケースは珍しくない。しかし、それが何度も続くと必要以上に落ち込んでしまい、うつ状態に陥り、なかには自殺してしまう深刻なケースも報告されている。そもそも、どうして就活うつになってしまうのか?

「面接をいくら受けても不採用続き、届くのはいわゆる『お祈りメール』(不採用通知メール)ばかり。そんな経験を重ねるうちに、自分が社会から必要とされていないと感じてしまうようです。それに、なにがなんでも正社員にならないと未来がない!ぐらいに思っている。そんなことあるはずないんですけど。もともときまじめな性格のうえ、人生の経験も少ないから、深刻に考えすぎてしまうのではないでしょうか」(山登さん)

そして、親との関係で、うつ病になる学生もいる。

「大学までは親の期待に応えて、エリートコースを進んできたつもりでした。でも就職活動はなかなかうまくいかなくて…。親に“どうだった?”とその日あった面接のできを聞かれるだけで、嫌だった」(2年前に就活していた24才女性)

「家を出ると、母親から“頑張ってね”って声をかけられるのが苦痛で。期待に応えなきゃいけないのがプレッシャーだった」(1年前に就活していた23才女性)

最近では、親が子供の就職活動に首を突っ込むケースも増えているが、そうした親の期待が大きな負担になってしまう学生もいるようだ。

「子供の頃から親の期待に添うように頑張ってきた人が、これ以上もう頑張れない…とばかりに、うつにはまっていく。うつ病に限らず、若い人の摂食障害やひきこもりには、このパターンがよく見られます。とくに、抑圧的、支配的な母親の呪縛から逃れられず苦しんでいる娘は多い。そういう親のもとをどうやったら逃げ出せるか、就活を機に考えてみるのも悪くないかもしれません。これから先の長い人生を考えたら、そちらのほうがよっぽど重要な問題でしょう」(山登さん)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130414-00000026-pseven-life

※元記事がすでに削除されているのですが、一応元記事のURLも掲載しています。

もう一つ、こちらは最近の記事なのですが、関連する内容なので併せて紹介しておきます。

就職失敗で自殺、急増 対策NPO 相談体制の充実を

就職活動に失敗して自殺する若者が増えている。昨年の自殺者数は六年前に比べ三倍近くに増加。自殺対策に取り組むNPO法人「ライフリンク」(東京都)が就活生を対象に実施したアンケートでは、二割が就活中に「死にたい」と考えていた。厳しい雇用環境が続き将来に希望が見いだせない中で育った世代にとって、就活失敗のショックはかつてより大きくなっていると分析している。

ライフリンクでは今年三月と七月、都内で就職活動する学生約百二十人ずつにアンケートし、結果を十八日に公表した。七月の調査では、就活を始めた後に「本気で死にたい、消えたい」と考えたことがあるかを質問。二十六人が「ある」と答えた。

清水康之代表は「背景には社会や企業への不信感がある」と説明する。アンケートでは七割近くが、日本の社会のイメージを「いざというときに何もしてくれない」「正直者がバカを見る」と回答。経団連が定めた就活期間を守らない企業や、不採用通知すら送ってこない不誠実な対応にも不満の声が多かった。

正社員志向の強さも目立った。「絶対になりたい」「できればなりたい」を合わせると、97%が正社員を希望。一方で「定年まで勤める」としたのは20%で、約四割が転職や独立を考えていた。清水さんは「頼れるものがない日本社会で生きていくため、緊急避難的に正社員を望む学生が多い」とみる。

就職が決まらないことでの焦りや不安、企業の対応の問題などは、過去の就活にも共通する。しかし景気や労働環境など、学生を取り巻く社会の状況は大きく変わった。

「今の学生は高度成長やバブルを知らない。将来に希望を見いだせず、生きる意欲を失いやすくなっている」と清水さん。つまずいても立ち直り別の道を見つけられるよう、小中学校・高校からの就職教育や、大学などの相談体制の充実を提言している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013101902000112.html

どちらの記事も、たいへん痛ましい事例です。一生懸命勉強し、親の期待を一新に背負い、不安と緊張の中、それでも理想の将来の自分を想像して就職活動に励む学生。しかし現実は大変厳しいもので、50社、100社と会社周りを行う学生も少なく無いと聞きます。

頑張っても頑張っても、虚しく時間だけが過ぎて行き、次第に強くなってくるプレッシャーに耐え切れなくなり、最悪の事態に発展してしまう場合が多いということです。

一つ目の記事では、親の過度な期待がプレッシャーとなり、うつ病に発展していくパターンが多いと報告されています。二つ目の記事では、学生を取り巻く社会状況の悪化が、学生の就活うつにも繋がっていると説いています。

一つ目の記事の中では、就職活動を行っている学生の7人に1人がうつ病に陥っているという調査報告も確認できます。これはかなり大きな数字であると感じますね。

様々なNPO法人が、こういった就活うつや自殺の防止に関する支援を行ってはいますが、全国的に見ればまだまだ対策が不十分であるのが実情だと思われます。

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学生の就活うつを防ぐにはどうすれば良いのか?

新型うつ病の様に、現代社会ではうつ病の種類も多用化しており、「就活うつ」も最近になって出てきた言葉です。それぞれのうつ病で、発生する条件や環境は違うのですが、周りの理解がなければ、場合によっては最悪の事態を招いてしまう可能性も否定はできません。

就活うつは、就職に関する様々なプレッシャーに押しつぶされてしまう形で発症するパターンが非常に多いと聞きます。しかし、本来は最も身近な「味方」である、親や近親者が、最も強いプレッシャーを与えている可能性が高いのです。

大きな期待を背負い、最もストレスに晒されて頑張っているのは、他でもない就職活動を行っている本人なのです。親が大きな期待をするのは勝手ではありますが、その期待が何よりも大きなプレッシャーとなっていたら?

子どもは親の操り人形ではありません。「もしも希望している会社に就職できなかったら・・・」「もしも就活に失敗したら・・・」。

これ以上は頑張ることが出来ない・・・そんな状態で、もしも親からの叱咤激励が飛んでしまえば、就職活動によって疲れきっている本人達の心身には、親達からは考えることができない程の、凄まじいストレスに晒されることとなるのです。

就職活動が上手くいっていない場合の「相談相手」であれば、いつでも乗ってあげてください。しかし、自分の意見を強制するようなアドバイスは、絶対にしてはいけません。

就活うつを防ぐためにも、就職活動を行っている本人が立ち上がり、自発的に行動していくまで待つことも非常に重要なのです。就職浪人?そんなものは、生きてさえいれば、いくらでも取り返しがつきます。最も回避すべきは、考えうる限りの最悪の状態のことなのです。

また、最悪の事態を回避できたとしても、一旦うつ病を発症してしまえば、就職活動どころか、社会復帰が難しくなってしまう可能性も非常に高くなってしまうのです。

「とてつもなく大きなストレスとプレッシャーに晒されている」ということを忘れずに、本人達の自発的な行動力を信じて見守っていくことも、親近者達が協力できる「就活活動」なのです。

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