糖尿病とうつ病の関係

この記事の所要時間: 234

糖尿病とは、膵臓で作り出されるインスリンと呼ばれるホルモンの機能が低下し、食事等から摂取したブドウ糖の利用が鈍化し、血中のブドウ糖濃度が高くなってしまう病気のことです。

そして、ブドウ糖が血中において濃度の高い状態を「高血糖」といい、高血糖の状態が続くことで糖尿病を発症します。糖尿病が発症すると、腎症や網膜症、末端神経障害、脳卒中、心筋梗塞といった合併症を引き起こします。

また、糖尿病を患う人の中には、うつ病を発症する人も多いとされており、反対に、うつ病の人は糖尿病にもかかりやすくなるといわれています。

糖尿病とうつ病との関係とは?

様々な調査によって、糖尿病患者の約30%にうつ病に関連する症状があるとされており、最近では糖尿病とこころの問題が重要視されるようになってきました。

統計によれば、糖尿病患者の約13%には不安生涯、11%はうつ病と診断されており、5.7%は抗うつ薬を服用しているという報告もあるそうです。

なぜ、糖尿病とうつ病に大きな関連性があるのかは、神経系や内分泌系、さらには免疫系の相互関係による研究が進められてはいますが、行動上による要因も大きいとされています。

行動上の要因として、糖尿病では厳しい食事制限や自己管理を求められるため、治療が長引けば長引くほど、それがストレスとなってしまい、うつ病を発症するのではないかと考えられています。

また、糖尿病とうつ病が同時に発症してしまうことで、死亡率は実に1.6倍に、治療にかかる医療費は4.5倍に膨れ上がるという統計もあります。

さらには、糖尿病の合併症である神経障害や腎症、網膜症の発症リスクも高まるとされており、それらの合併症が悪化する危険性も高まってしまいます。

うつ病が糖尿病の予後を悪くする

うつ病を併発することで、治療の効果を期待することができなくなり、食事制限・運動への関心が低下していきます。その結果、有効な治療行為の実施と継続を行うことができなくなり、糖尿病の状態でありながら飲酒や喫煙量が増えてしまい、糖尿病の悪化を招く悪循環に陥りやすくなることから、予後も悪くなってしまうのです。

糖尿病とうつ病を併発している患者さんの、実に半数もの人が、「うつ病になったことに気付いていない」と言われています。治療の成果を高めるためにも、まずは糖尿病とうつ病が重なっているということを理解する必要があるのです。

うつ病の症状は、ときに体の症状として現れます。しかし、その症状がうつ病によるものなのか、糖尿病によるものかの判断が難しいとされており、うつ病に気付かない要因の一つとして考えられています。

糖尿病とうつ病が併発しても治療を諦めない

糖尿病を患っている状態でうつ病を発症したとしても、抗うつ薬や精神療法等で症状を改善できることがわかっています。適切な治療を行えば、症状を和らげることが可能なのです。

うつ病の症状を改善することで、糖尿病の治療効果を高める結果にも繋がりますので、担当の医師と相談し、うつ病に対しても適切な治療を行うことが何よりも重要なのです。

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