教師のうつ病は一般企業の2.5倍?サラリーマンも危険な年末に要注意

この記事の所要時間: 436

少し衝撃的な見出しとなりますが、年末に向けて、特に激務となっていく方々に向けて、この記事をご紹介します。

教師のうつ病は一般企業の2.5倍 教育現場に求められる「教師の資質」

教師は文字通り「受難の時代」にあるという。仕事の急激な増加、学級崩壊、軽度発達障害を抱える子どもの増加、クレーマーと化す保護者。教師のメンタルヘルスは悪化し、うつ病になる教師が増加。その数は、一般企業の2.5倍になるとも言われている。

明治大学教授で、「教師を支える会」代表の諸富祥彦氏は、今の教師に求められる「資質」や「力量」の要求水準は、20年前と比べると格段に高くなっていると語る。学校現場には、多くの課題が山積み。かつてのように、「学生時代にそれなりに優秀だった人が、ふつうに真面目に取り組んでいれば務まる仕事」ではなくなっているという。いじめへのずさんな対応、体罰、暴言などの教師の不祥事が注目される中、真に求められる資質を探ったのが書籍『教師の資質』だ。

教育の現実を見続けてきた著者・諸富氏は、「九割の先生方は誠実で熱心な先生方」であると断言する。それでは、「できる教師」と「ダメ教師」の違いはどこにあるのか。諸富氏が考える「できる教師」は、二つの条件を備えた教師だ。その条件とは、「学級経営が上手で、学校に安心・安全な雰囲気を作ることができること」と「子どもたちの能力を高めることができること」。

教師を大まかに分類すると、諸富氏は「力量の高い、優秀な教師」が2割、「得手不得手はあるものの、総合的に見れば、一般的な力量の教師」が7割、「力量の低いダメ教師」が1割となると言う。

「力量の低いダメ教師」の中でもさらに1%から2%の教師、つまり全体の1000人に1人が、子どもを指導することができない、あるいは常識が欠如している「教師としての資質」が疑われる人物であるという。保護者との面談の時に、子どもの良いところを言う前に、悪いところばかり並び立てる教師は、人の気持ちの分からない「力のない先生」だそうだ。

子どもをいじめなどの問題から守るために、「親にも教師にも求められる資質」があるという。それを一言で言えば、「安心して、助けを求めることができる大人」になること。専門用語で「援助希求」と呼ばれるこの資質が、これからの学校教育、家庭教育に共通する重要なキーワードになる。子どもから「援助希求」をしてもらうようになるには、「この先生(親)は口がかたい」「この先生(親)は話しやすい。助けを求めやすい」「この先生(親)に相談したら全力で自分を守ってくれる」の3つの条件を備える必要がある。

教師をはじめとする大人が、子どもたちから「助けを求めてもらえる関係」をどう作っていくか。これが子ども、ひいては混迷する教育現場、教師自身を救う鍵となる。

http://dot.asahi.com/dot/2013082000027.html

教職員に代表される専門職を襲う症状として、「バーンアウト症候群(燃えつき症候群)」が挙げられます。当ブログでも、バーンアウト症候群(燃えつき症候群)の症状と原因・対処方法の記事にて(少し長いのですが)紹介しているのですが、教師のうつ病が他の職種に比べて高い数字が出てしまうのも、専門職が患ってしまう燃え尽き症候群が関係していると考えられます。

しかし、うつ病は誰にでも、どのような職種であっても患ってしまう可能性のある病です。冒頭でも少しキーワードとして出しましたが、師走となり、年末に向けてどの業種でも激務が予想される時期となっています。

その激務の最中、今までかろうじて耐えてきた肉体と精神が崩壊してしまう危険性もあるわけで、仕事の後の体と心のケアが特に大切となる期間でもあるのです。

燃え尽き症候群は専門職に限ったことではない

「この激務を耐えれば年末年始の休みがある・・・」と考え、疲れた体に鞭打って頑張っている方も多いことでしょう。しかし、だからといって毎日の心身のケアを疎かにしていると、休みに入ったとたんに緊張の糸が切れてしまい、うつ病が発症してしまうといった事例も無いわけではありません。この「緊張の糸が切れてしまう」ことも、一種の燃え尽き症候群といえます。

今回紹介した記事では、うつ病は教職員の方に特に多いと指摘しています。しかし、一般企業やその他の業種であっても、うつ病は近年、増加傾向にあるのです。

「自分は普通のサラリーマンだから大丈夫だ」と考えるのではなく、実はとても疲れている自分の体に耳を傾け、そして労わってあげることを考えてください。自分自身の「疲れのパターン」を知っておくの中でも説明しているのですが、「疲れがなかなか抜けない」ような状態に陥っている場合は、特に休息に時間を充てるようにしてください。

1日、2日の休息で疲れが取れない場合は、まさに「慢性疲労」の一歩手前、危険信号が発せられている状態です。しかし、このタイミングであれば、残業を控えて、休日にしっかりと休みを取るようにし、食事のバランスを整えるといった方法で、体の疲れを取る事が可能な段階です。

しかし、それ以上に無理をしてしまうと、私達の体は壊れていきます。一度、壊れてしまった心と体は、なかなか元には戻りません。そればかりか、うつ病や慢性疲労症候群といった、重大な疾患に発展する可能性もあるのです。

年末の忙しい時期だからこそ、毎日の休息の時間を大切にしてください。疲れも休息も、毎日の積み重ねによって私達の心と体に大きな影響を与えていくのです。

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